「30系ヴェルファイアのホイールナットは、何N・mで締めればいいの?」
「自分でタイヤ交換するときの締め付けトルクを知りたい」
30系ヴェルファイアのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。
タイヤ交換では、ナットを強く締めればいいわけではありません。
締め付け不足はナットの緩みにつながり、締めすぎるとハブボルトやナット、ホイールへ負担をかける可能性があります。
この記事では、30系ヴェルファイアのホイールナット締め付けトルク、トルクレンチの使い方、タイヤ交換時の注意点を紹介します。
30系ヴェルファイアとは?
ヴェルファイアは、トヨタの大型ミニバンです。
この記事で紹介するのは、2015年に登場した2代目の30系ヴェルファイアです。
- メーカー:トヨタ
- 車名:ヴェルファイア
- 型式:AGH30W/AGH35W
- 型式:GGH30W/GGH35W
- ハイブリッド:AYH30W
- 発売時期:2015年〜
この記事では、30系ヴェルファイアのホイールナット締め付けトルクについて紹介します。
現行40系ヴェルファイアとは締め付けトルクが異なるため注意してください。
30系ヴェルファイアの締め付けトルク
30系ヴェルファイアのホイールナット締め付けトルクは次のとおりです。
ホイールナット締め付けトルク:103N・m(1050kgf・cm)
トヨタの取扱説明書では、ホイールナットを数回に分けて順番に締め、最終的に103N・mで締め付けるよう記載されています。
夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換する場合も、車両側の規定トルクは同じです。
40系ヴェルファイアとはトルクが違う
注意したいのが、2023年に登場した40系ヴェルファイアとの違いです。
- 30系ヴェルファイア:103N・m
- 40系ヴェルファイア:140N・m
同じヴェルファイアでも、世代によってホイールナットの締め付けトルクが異なります。
ネットでトルク値を調べるときは、「ヴェルファイア」だけでなく、30系か40系かを確認してください。
タイヤ交換に使用する工具
30系ヴェルファイアのタイヤ交換では、次のような工具を使用します。
- トルクレンチ
- 十字レンチやホイールナットレンチ
- ジャッキ
- 輪止め
- 作業用手袋

トルクレンチで締め付けトルクを管理する

トルクレンチは、設定した締め付けトルクでナットを管理するための工具です。
ホイールナットの締め付け不足や締めすぎを防ぐために使用します。
30系ヴェルファイアの場合は、トルクレンチを103N・mに設定します。
クリック式トルクレンチは最初のクリックで止める
クリック式トルクレンチは、設定したトルクに達すると「カチッ」という音や感触があります。
カチッとしたら、それ以上力を加えずに止めます。
トルクレンチは、設定値に達すると自動的に完全停止する工具ではありません。
何度もカチカチと締め続けると、必要以上に締め付ける可能性があります。
30系ヴェルファイアのタイヤ交換方法

タイヤ交換の大まかな流れは次のとおりです。
- 平坦で安全な場所へ車を停める
- パーキングブレーキをかける
- 輪止めを使用する
- ホイールナットを少し緩める
- 指定位置へジャッキをかける
- 車体を持ち上げる
- ホイールナットとタイヤを外す
- 交換するタイヤを取り付ける
- ナットを手で仮締めする
- 車体を下ろす
- 対角線順に数回に分けて締める
- トルクレンチで103N・mに仕上げる
ホイール取り付け面を確認する
タイヤを取り付ける前に、ホイールとハブの接触面に汚れや異物がないか確認します。
接触面に砂、サビ、異物などが残っていると、ホイールが正しく密着しない可能性があります。
タイヤ交換時は、ナットだけでなく取り付け面も確認してください。
ホイールナットは最初に手で仮締めする
タイヤを取り付けたら、すべてのナットを最初に手で回して仮締めします。
手でスムーズに回らない場合は、ナットが斜めに入っている可能性があります。
その状態で工具を使って無理に締め込むと、ハブボルトやナットのネジ山を傷める可能性があります。
対角線順に締め付ける

30系ヴェルファイアは5穴ホイールです。
ホイールナットは隣同士ではなく、対角線上に順番を移しながら締めます。
最初から1か所だけを強く締めず、2〜3回程度に分けて均等に締めていきます。
最後にトルクレンチを使い、すべてのナットを103N・mで確認してください。
純正ホイールナットのレンチサイズ
30系ヴェルファイアの純正ホイールナットには、一般的に21mmのレンチを使用します。
社外ホイールへ変更している場合は、使用するナットによってレンチサイズが異なることがあります。
必ず実際に装着されているナットを確認してください。
トヨタ純正アルミホイールのナット形状に注意
30系ヴェルファイアの純正アルミホイールでは、トヨタ純正の平座ナットが使用されている仕様があります。
一方、多くの社外ホイールでは60度テーパー座のナットを使用します。
そのため、社外ホイールへ交換するときは、純正ナットをそのまま使用できるとは限りません。
次の点を確認してください。
- ナットのネジサイズ
- 座面形状
- ナットの長さ
- ホイールメーカー指定のナット
- 締め付け方法
ホイールに合わない座面のナットを使用すると、正しく固定できません。
インパクトレンチだけで本締めしない
インパクトレンチがあると、タイヤ交換作業を効率よく行えます。
ただし、インパクトレンチだけで最終的な締め付けを行うと、正確なトルク管理ができない場合があります。
インパクトレンチを使用した場合でも、最後はトルクレンチを使って103N・mで確認してください。
スタッドレスタイヤでも103N・m
スタッドレスタイヤへ交換した場合も、30系ヴェルファイアの車両側の規定トルクは103N・mです。
ただし、冬用に社外ホイールを使用する場合は、ナットの座面形状やホイールメーカーの指定も確認してください。
タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤ交換が終わったら、空気圧も確認してください。
30系ヴェルファイアは、グレードや装着タイヤサイズによって指定空気圧が異なる場合があります。
指定値は、運転席ドア開口部などに貼られているタイヤ空気圧ラベルで確認してください。
30系ヴェルファイアの空気圧はこちらの記事でも紹介しています。
タイヤ交換後に確認すること

作業が終わったら、次の項目を確認してください。
- 5個すべてのナットを103N・mで締めたか
- 締め忘れがないか
- ナットとホイールの座面が合っているか
- タイヤ空気圧は適正か
- 走行時に異音や振動がないか
社外ホイールや社外ナットを使用している場合は、製品メーカーから締め付け後の再確認が指定されていないか説明書も確認してください。
よくある質問

Q. 30系ヴェルファイアの締め付けトルクは?
A. ホイールナット締め付けトルクは103N・m(1050kgf・cm)です。
Q. 40系ヴェルファイアも103N・m?
A. いいえ。40系ヴェルファイアは140N・mです。30系とは規定値が異なります。
Q. スタッドレスタイヤでも103N・m?
A. 車両側の規定値は103N・mです。ただし、社外ホイールを装着する場合はナット形状やメーカー指定も確認してください。
Q. 純正ナットを社外ホイールに使える?
A. ホイールによって異なります。純正ホイールと社外ホイールではナットの座面形状が違う場合があるため、必ず使用するホイールに適合するナットを確認してください。
Q. トルクレンチがない場合は?
A. 正確なトルク管理ができないため、タイヤショップ、カー用品店、整備工場などで締め付けを確認してもらうのがおすすめです。
まとめ|30系ヴェルファイアの締め付けトルクは103N・m
30系ヴェルファイアのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。
今回のポイントは次のとおりです。
- 30系ヴェルファイアの締め付けトルクは103N・m
- 40系ヴェルファイアは140N・mなので混同しない
- 純正ナットは21mmレンチを使用する仕様が多い
- 最初はナットを手で仮締めする
- 5穴ホイールは対角線順に数回に分けて締める
- 最後はトルクレンチで103N・mに仕上げる
- インパクトレンチだけで本締めしない
- 社外ホイールはナットの座面形状に注意する
- タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤ交換では、感覚で強く締めるのではなく、トルクレンチを使用して規定値で均等に締めることが重要です。
DIYでタイヤ交換を行うときの参考にしてください。
