三菱トライトン(2023年〜)は強靭な ladder-frame(ラダーフレーム)構造とディーゼルパワーを備えた本格ピックアップトラックです。
積載・牽引・悪路走行など高負荷環境で使われるため、ホイールナットの締め付けトルク管理は非常に重要です。
目次
三菱トライトン(LC系)の締め付けトルク
- 対象:三菱トライトン LC系(2023年〜)
- 推奨締め付けトルク:118~137N・m{12~14kgf・m}
- ネジ径:M12×P1.5
- ナット座面:テーパー座
- 六角サイズ:21mm
※整備マニュアルに基づく基準値。純正スチール・アルミホイールとも共通の目安です。
締め付けトルクの幅があるため、上限の137 N・m(14.0 kgf・m)締めるのがいいです。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm (1/2インチ) 103N...
締め付けトルクを守る理由
ピックアップは負荷が大きいため、トルク違反は重大トラブルにつながります。
- 締めすぎ → ハブボルトの伸び・破損・固着
- 緩めすぎ → 高速走行時のガタつき・脱輪リスク
- 均等でない → ハンドル振動・異音・センター出ず
特にトライトンは積載量・車重とも大きいため、適正トルクは必ず守ってください。
正しい締め付け手順
- ナットを手でねじ込む
最初は工具を使わず、奥まで手で回せることを確認。 - 対角線(クロス)順に仮締め
均等に密着させるため最重要。 - 車を軽く接地させてから本締め
- トルクレンチを137 N・mに設定し、本締め
クリック反応が出たらそれ以上締めない。 - 100km走行後に再トルク(増し締め)
特にピックアップは“なじみ”で緩む場合があるため必須。
※インパクトレンチのみでの本締めは過トルクになりやすくNGです。
おすすめトルクレンチ
迷ったら信頼性重視。
トライトンのトルク管理に使いやすいモデルです。
トルクの値は細かく設定できるため、他の車でも使うことができます。
規定のトルク値に設定して締め付けてください。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm (1/2インチ) 103N...
エマーソン(Emerson) トルクレンチの使い方はこちら
社外ホイール装着時の注意点
- 必ずテーパー座ナットを使用(純正と同じ形状)
- 社外ホイールの「指定トルク」がある場合は必ず優先
- オフロードホイールは座面強度が強いが締めすぎ注意
- スタッドレス装着時も基本は137 N・m
重量級車両のため、ナット・ハブへの負荷が大きく、正しい締め付けが安全を左右します。
Q&A|三菱トライトンの締め付けトルク
Q1. 冬タイヤも137N・mでOK?
A. はい。基本的に同じです。
Q2. アルミホイールとスチールでトルクは変わる?
A. 基本は同じですが、ホイールメーカー指定がある場合はそちらを優先。
Q3. なぜ100km後に増し締めが必要?
A. ピックアップは荷重変動・熱膨張が大きく、緩みやすいため。
まとめ|トライトンの締め付けトルクは137N・m
- 締め付けトルク:137 N・m
- ネジ径:M12×P1.5
- 座面:テーパー座
- 六角サイズ:21mm
- 100km走行後の増し締めは必須
積載・牽引・悪路で力を発揮するトライトンにとって、ホイールの固定トルク管理は安全性に直結します。
DIYでも、必ずトルクレンチで確認して作業しましょう。
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