【三菱トライトン】ホイールナット締め付けトルクは?正しい手順・注意点

三菱トライトン(2023年〜)は強靭な ladder-frame(ラダーフレーム)構造とディーゼルパワーを備えた本格ピックアップトラックです。

積載・牽引・悪路走行など高負荷環境で使われるため、ホイールナットの締め付けトルク管理は非常に重要です。

三菱トライトン(LC系)の締め付けトルク


引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3#3%E4%BB%A3%E7%9B%AE%EF%BC%882023%E5%B9%B4_-_%EF%BC%89

  • 対象:三菱トライトン LC系(2023年〜)
  • 推奨締め付けトルク:118~137N・m{12~14kgf・m}
  • ネジ径:M12×P1.5
  • ナット座面:テーパー座
  • 六角サイズ:21mm

※整備マニュアルに基づく基準値。純正スチール・アルミホイールとも共通の目安です。

締め付けトルクの幅があるため、上限の137 N・m(14.0 kgf・m)締めるのがいいです。

締め付けトルクを守る理由

ピックアップは負荷が大きいため、トルク違反は重大トラブルにつながります。

  • 締めすぎ → ハブボルトの伸び・破損・固着
  • 緩めすぎ → 高速走行時のガタつき・脱輪リスク
  • 均等でない → ハンドル振動・異音・センター出ず

特にトライトンは積載量・車重とも大きいため、適正トルクは必ず守ってください。

正しい締め付け手順

  1. ナットを手でねじ込む
    最初は工具を使わず、奥まで手で回せることを確認。
  2. 対角線(クロス)順に仮締め
    均等に密着させるため最重要。
  3. 車を軽く接地させてから本締め
  4. トルクレンチを137 N・mに設定し、本締め
    クリック反応が出たらそれ以上締めない。
  5. 100km走行後に再トルク(増し締め)
    特にピックアップは“なじみ”で緩む場合があるため必須。

※インパクトレンチのみでの本締めは過トルクになりやすくNGです。

おすすめトルクレンチ

トルクレンチ

迷ったら信頼性重視。

トライトンのトルク管理に使いやすいモデルです。

トルクの値は細かく設定できるため、他の車でも使うことができます。

規定のトルク値に設定して締め付けてください。

エマーソン(Emerson) トルクレンチの使い方はこちら

エマーソンのトルクレンチ EM-29が価格も安くておすすめ!トルクの変更はできる?

2021年6月18日

社外ホイール装着時の注意点

  • 必ずテーパー座ナットを使用(純正と同じ形状)
  • 社外ホイールの「指定トルク」がある場合は必ず優先
  • オフロードホイールは座面強度が強いが締めすぎ注意
  • スタッドレス装着時も基本は137 N・m

重量級車両のため、ナット・ハブへの負荷が大きく、正しい締め付けが安全を左右します。

Q&A|三菱トライトンの締め付けトルク

Q1. 冬タイヤも137N・mでOK?
A. はい。基本的に同じです。

Q2. アルミホイールとスチールでトルクは変わる?
A. 基本は同じですが、ホイールメーカー指定がある場合はそちらを優先。

Q3. なぜ100km後に増し締めが必要?
A. ピックアップは荷重変動・熱膨張が大きく、緩みやすいため。

まとめ|トライトンの締め付けトルクは137N・m

  • 締め付けトルク:137 N・m
  • ネジ径:M12×P1.5
  • 座面:テーパー座
  • 六角サイズ:21mm
  • 100km走行後の増し締めは必須

積載・牽引・悪路で力を発揮するトライトンにとって、ホイールの固定トルク管理は安全性に直結します。

DIYでも、必ずトルクレンチで確認して作業しましょう。

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