タイヤ交換をする時に重要なのは締め付けトルク。
ホイールナットをどれぐらいの力で締め付ければいいだろう……
「5代目スイフトのホイールナットの締め付けトルクはどれぐらいなの?」
ここでは、5代目スイフト(ZCDDS/ZCEDS/ZDDDS/ZDEDS型)のタイヤ交換に必要なホイールナットの締め付けトルクを紹介します。
目次
ホイールナットの締め付けトルク
車のタイヤを取り付ける際には、ホイールをナットで締めつける必要があります。
タイヤ交換時の締め付けトルクを確認するには、「トルクレンチ」が必要です。
※トルクレンチは、所定のトルクでねじを締め付けるための作業用工具。
トルクレンチは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損や、締め付けの個人差によるバラつきを防ぐために使います。
車のナットは、適当に締めればいい、というのではないので注意して下さい。
トルクレンチを使用して、力をかけていくと、指定のトルクの所でカチカチと音がして、それ以上トルクがかからないようにしてくれます。
トルクレンチを使用すると、適切な強さでホイールナットを締めることができます。
5代目スイフト
スイフトは、スズキの人気コンパクトカーです。
- 初代スイフト HT51S型(2000年-2004年)
- 2代目スイフト ZC/ZD11/21/31/71S型(2004年-2010年)
- 3代目スイフト ZC/ZD72S型(2010年-2017年)
- 4代目スイフト ZC/ZD13/43/53/83S型(2016年-2023年)
- 5代目スイフト ZCDDS/ZCEDS/ZDDDS/ZDEDS型(2023年-)
ここでは、5代目スイフト(ZCDDS/ZCEDS/ZDDDS/ZDEDS型)のホイール締め付けトルクを記載しています。
5代目スイフトは、2023年12月に発売されました。
<使用する工具>
・トルクレンチ
・十字レンチなど
・ジャッキ
・輪止め
作業時には、手袋があったほうがいいです。破損や怪我に注意してください。
5代目スイフトのタイヤ交換方法
タイヤの交換は、ジャッキアップをして、ナットを緩めてタイヤを交換します。
スイフトには、ジャッキが標準装備されていますが、フロアジャッキを使用すると作業が楽になります。
エマーソン 車用 油圧フロアジャッキ ハイリフトジャッキ2.25t EM-227 SG規格適合品 最低位135mm/最高位410...
車の車体下部のジャッキアップポイントにジャッキをかけて車を持ち上げます。
地面が固い平な場所で、パーキングブレーキをかけて、輪止めを使用し、車をジャッキアップします。
タイヤが浮いたら、ナットを緩めてタイヤを交換します。
正しい締め付け順序
ホイールナットは4穴の場合、対角線上に締めていきます。
締め付け手順:
1. 仮締め:手で回せる程度に全てのナットを締める
2. 本締め:対角線上に2~3回に分けて締める(星形の順序)
3. トルクレンチで最終確認:90N・mで全てのナットを締める
ホイールナットは、対角線上に締めつけていき、最後にトルクレンチを使用して締めつけします。
5代目スイフトの締め付けトルク
トルクレンチで締め付けるトルクは車によって異なります。
5代目スイフトのナットのソケットは、19ミリになります。
トルクレンチの値を100N・m(1020kgf・cm)に設定して締めつけてください。
注意点として、トルクレンチを使用しているからといって、思いっきり力をかけると締めすぎになるので注意してください。
冬季のスタッドレスタイヤへの交換や、春先の夏タイヤへの履き替え時にも、この締め付けトルク100N・mを守ってください。
5代目スイフトのタイヤサイズと規格
5代目スイフトの純正タイヤサイズは、グレードによって異なります。
- 175/65R15
- 185/55R16
タイヤサイズによって締め付けトルクは変わりませんが、確認しておくと安心です。
指定空気圧はグレードによって異なるため、運転席側ドア開口部のステッカーで確認してください。
タイヤ交換後の注意点
タイヤ交換後は、必ず以下の確認を行ってください。
- 走行後50~100km程度で増し締めを行う
- 異音や振動がないかチェック
- 空気圧の確認(運転席ドア開口部のステッカーで指定空気圧を確認)
タイヤを自分で交換される際には、トルクレンチなどでトルク管理をして、しっかり締め付けの確認してくださいね。
スズキ車の締め付けトルク
参考までに、他のスズキ車の締め付けトルクも紹介します。
スズキの車種によってトルク値は異なっているので注意が必要です。
よくある質問
Q. トルクレンチがない場合はどうすればいい?
A. 十字レンチで仮締めした後、必ずディーラーやガソリンスタンドで締め付けトルクを確認してもらってください。
Q. スタッドレスタイヤに交換する時も同じトルク?
A. はい、夏タイヤでもスタッドレスタイヤでも締め付けトルクは100N・mです。
Q. アルミホイールでも締め付けトルクは同じ?
A. 基本的に同じですが、社外品の場合はホイールメーカーの指定値も確認してください。
トルクレンチについて
上記のトルクレンチは、トルクを変更できます。(28~210N・mの間)
トルクレンチの価格は、4000円~なので、このようなトルクレンチを1本持っているとトルク管理が簡単で、タイヤ交換後も安心できます。
タイヤ交換時はタイヤの空気圧もチェックしてください。
作業時は、パーツの破損や怪我に注意して作業してください。
自分でパーツの取付け、車いじり、DIY作業に挑戦してみるのも楽しいかもしれません。




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