タイヤ交換をする時に重要なのは締め付けトルク。
ホイールナットをどれぐらいの力で締め付ければいいだろう……
「クロスビーのホイールナットの締め付けトルクはどれぐらいなの?」
ここでは、クロスビーのタイヤ交換に必要なホイールナットの締め付けトルクを紹介します。
目次
ホイールナットの締め付けトルク

車のタイヤを取り付ける際には、ホイールをナットで締めつける必要があります。
タイヤ交換時の締め付けトルクを確認するには、「トルクレンチ」が必要です。
※トルクレンチは、所定のトルクでねじを締め付けるための作業用工具。
特に、自分でタイヤ交換する方は、持っていた方がいい工具が「トルクレンチ」です。

トルクレンチは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損や、締め付けの個人差によるバラつきを防ぐために使います。
車のナットは、適当に締めればいい、というのではないので注意して下さい。
トルクレンチを使用して、力をかけていくと、指定のトルクの所でカチカチと音がして、それ以上トルクがかからないようにしてくれます。
トルクレンチを使用すると、適切な強さでホイールナットを締めることができます。
クロスビーの型式
クロスビーは、スズキのコンパクトSUVです。
- クロスビー MN71S型(2017年12月-2025年9月)
- クロスビー MND1S型(2025年10月-)
クロスビーは、2017年12月に発売されました。
2025年10月には大きなマイナーチェンジが行われ、エンジンが変わっています。
ここでは、両方の型式のクロスビーのホイール締め付けトルクを記載しています(共通)
<使用する工具>
- トルクレンチ
- 十字レンチなど
- ジャッキ
- 輪止め
作業時には、手袋があったほうがいいです。破損や怪我に注意してください。
クロスビーのタイヤ交換方法
タイヤの交換は、ジャッキアップをして、ナットを緩めてタイヤを交換します。
クロスビーには、ジャッキが標準装備されていますが、フロアジャッキを使用すると作業が楽になります。
エマーソン 車用 油圧フロアジャッキ ハイリフトジャッキ2.25t EM-227 SG規格適合品 最低位135mm/最高位410...
車の車体下部のジャッキアップポイントにジャッキをかけて車を持ち上げます。
地面が固い平な場所で、パーキングブレーキをかけて、輪止めを使用し、車をジャッキアップします。

タイヤが浮いたら、ナットを緩めてタイヤを交換します。
正しい締め付け順序
ホイールナットは4穴の場合、対角線上に締めていきます。
締め付け手順:
- 仮締め:手で回せる程度に全てのナットを締める
- 本締め:対角線上に2~3回に分けて締める(星形の順序)
- トルクレンチで最終確認:85N・mで全てのナットを締める
ホイールナットは、対角線上に締めつけていき、最後にトルクレンチを使用して締めつけします。
クロスビーの締め付けトルク
トルクレンチで締め付けるトルクは車によって異なります。
クロスビーのナットのソケットは、19ミリになります。
トルクレンチの値を85N・m(870kgf・cm)に設定して締めつけてください。

注意点として、トルクレンチを使用しているからといって、思いっきり力をかけると締めすぎになるので注意してください。
冬季のスタッドレスタイヤへの交換や、春先の夏タイヤへの履き替え時にも、この締め付けトルク90N・mを守ってください。
クロスビーのタイヤサイズと規格
クロスビーの純正タイヤサイズは、全グレード同じです。
・標準:175/60R16
タイヤサイズによって締め付けトルクは変わりませんが、確認しておくと安心です。
タイヤ交換後の注意点
タイヤ交換後は、必ず以下の確認を行ってください。
- 走行後50~100km程度で増し締めを行う
- 異音や振動がないかチェック
- 空気圧の確認(ドア表示を確認)
タイヤを自分で交換される際には、トルクレンチなどでトルク管理をして、しっかり締め付けの確認してくださいね。
よくある質問
Q. トルクレンチがない場合はどうすればいい?
A. 十字レンチで仮締めした後、必ずディーラーやガソリンスタンドで締め付けトルクを確認してもらってください。
Q. スタッドレスタイヤに交換する時も同じトルク?
A. はい、夏タイヤでもスタッドレスタイヤでも締め付けトルクは85N・mです。
Q. アルミホイールでも締め付けトルクは同じ?
A. 基本的に同じですが、社外品の場合はホイールメーカーの指定値も確認してください。
トルクレンチについて
上記のトルクレンチは、トルクを変更できます。(28~210N・mの間)
トルクレンチの価格は、4000円~なので、このようなトルクレンチを1本持っているとトルク管理が簡単で、タイヤ交換後も安心できます。
タイヤ交換時はタイヤの空気圧もチェックしてください。
作業時は、パーツの破損や怪我に注意して作業してください。
自分でパーツの取付け、車いじり、DIY作業に挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
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