「新型ムーヴキャンバスのホイールナットは、どれぐらいの力で締めればいいの?」
「LA850S/LA860Sの締め付けトルクを知りたい」
タイヤ交換で重要なのが、ホイールナットの締め付けトルクです。
2代目ムーヴキャンバス LA850S/LA860Sのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。
この記事では、新型ムーヴキャンバスの締め付けトルクと、トルクレンチを使ったホイールナットの締め方を紹介します。
新型ムーヴキャンバスの締め付けトルク

新型ムーヴキャンバス LA850S/LA860Sのホイールナット締め付けトルクは次のとおりです。
ホイールナット締め付けトルク:103N・m(1050kgf・cm)
タイヤ交換では、トルクレンチを使用して規定値で締め付けます。
ナットを弱く締めると緩みにつながる可能性があり、反対に必要以上に強く締めると、ハブボルトやナットなどへ負担をかける可能性があります。
「できるだけ強く締める」のではなく、規定された103N・mで均等に締めることが重要です。
ムーヴキャンバスの型式・年式
ムーヴキャンバスには、主に次の2世代があります。
- 初代ムーヴキャンバス LA800S/LA810S型(2016年〜2022年)
- 2代目ムーヴキャンバス LA850S/LA860S型(2022年〜)
この記事では、2022年7月に登場した2代目ムーヴキャンバスを対象にしています。
- 2WD:LA850S
- 4WD:LA860S
タイヤ交換に使用する工具
自分でタイヤ交換をする場合は、次のような工具を使用します。
- トルクレンチ
- ホイールナットレンチ・十字レンチ
- ジャッキ
- 輪止め
- 作業用手袋
フロアジャッキを使用する場合は、必ず車両指定のジャッキアップポイントを確認してください。
トルクレンチとは?

トルクレンチは、ボルトやナットを設定した締め付けトルクで管理するための工具です。
タイヤ交換では、ホイールナットの締め付け不足や締めすぎを防ぐために使用します。
クリック式トルクレンチの場合、設定したトルクに達すると「カチッ」という感触や音で知らせてくれます。
カチッとしたら、それ以上力を加えずに止めます。
何度もカチカチと締め続ける必要はありません。
ムーヴキャンバスのタイヤ交換方法
タイヤ交換の大まかな流れは次のとおりです。
- 平坦で安全な場所へ車を停める
- パーキングブレーキをかけて輪止めを使用する
- ホイールナットを少し緩める
- 指定されたジャッキアップポイントで車体を持ち上げる
- ナットとタイヤを外す
- 交換するタイヤを取り付ける
- ナットを手で仮締めする
- 車体を下ろす
- 対角線順にナットを締める
- トルクレンチで103N・mに仕上げる

ジャッキアップポイントは車種によって異なるため、必ず車両の取扱説明書で確認してください。
ホイールナットは最初に手で締める
タイヤを取り付けたら、最初にすべてのホイールナットを手で回して仮締めします。
手でスムーズに入らない場合は、ナットが斜めに入っている可能性があります。
その状態でレンチを使って無理に締めると、ハブボルトやナットのネジ山を傷める可能性があります。
違和感がある場合は一度ナットを外し、正しく入っているか確認してください。
ホイールナットは対角線順に締める
4穴ホイールの場合は、隣同士ではなく対角線上のナットを順番に締めていきます。
1か所だけを最初から強く締めるのではなく、数回に分けて均等に締めるのがポイントです。
最後にトルクレンチを103N・mへ設定し、すべてのナットを確認します。
純正ホイールナットのレンチサイズ
ムーヴキャンバスの純正ホイールナットには、21mmのレンチを使用します。
ただし、社外ホイールへ交換している場合は、使用しているナットによってレンチサイズや座面形状が異なることがあります。
社外ナットを使用している場合は、実際のナットサイズを確認してください。
インパクトレンチだけで本締めしない
タイヤ交換でインパクトレンチを使用すると、ナットの脱着作業を効率よく行えます。
ただし、インパクトレンチだけで最終的な締め付けを行うと、正確なトルク管理ができない場合があります。
インパクトレンチを使用した場合でも、最後はトルクレンチを使用して103N・mで確認してください。
スタッドレスタイヤでも103N・m?
スタッドレスタイヤへ交換する場合でも、ムーヴキャンバスの車両側の規定トルクは103N・mです。
タイヤが夏タイヤかスタッドレスタイヤかによって締め付けトルクを変更するものではありません。
ただし、冬用に社外ホイールを使用する場合は、ホイールやナットの適合も確認してください。
社外ホイール装着時の注意点
社外アルミホイールを装着する場合は、締め付けトルクだけでなくナットの適合にも注意が必要です。
- ネジサイズ
- ナットの座面形状
- ナットの長さ
- レンチサイズ
- ホイールメーカーの指定
純正ナットがすべての社外ホイールに使用できるわけではありません。
使用するホイールに適合したナットを選んでください。
タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤ交換が終わったら、タイヤ空気圧も確認してください。
指定空気圧は、運転席ドア開口部などに貼られているタイヤ空気圧ラベルで確認できます。
グレードや装着タイヤによって指定値が異なる可能性があるため、実車のラベルを確認するのが確実です。
トルクレンチを使うときの注意点
トルクレンチを使用するときは、次の点に注意してください。
- 103N・mに設定する
- ハンドルの指定位置を持つ
- ゆっくり一定の力で締める
- 最初のクリックで力を止める
- 何度もカチカチさせない
- ナットを緩める工具として使用しない
- 使用方法はトルクレンチの説明書に従う
トルクレンチの種類によって設定方法や保管方法が異なるため、工具メーカーの説明書も確認してください。
タイヤ交換後に確認すること
タイヤ交換が完了したら、次の項目を確認します。
- すべてのナットを103N・mで締めたか
- 締め忘れがないか
- タイヤ空気圧は適正か
- 異音や異常な振動がないか
- 社外ホイール・ナットの説明書に再確認の指定がないか
異音やハンドルの振動など、タイヤ交換後に違和感がある場合は無理に走行せず、取り付け状態を確認してください。
よくある質問

Q. 新型ムーヴキャンバスの締め付けトルクは?
A. LA850S/LA860Sのホイールナット締め付けトルクは103N・m(1050kgf・cm)です。
Q. スタッドレスタイヤでも103N・m?
A. はい。夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換する場合も、車両側の規定トルクは103N・mです。
Q. ナットを強く締めれば安全?
A. 強く締めれば安全というものではありません。締めすぎも部品へ負担をかけるため、トルクレンチを使用して規定値で締めてください。
Q. トルクレンチがない場合は?
A. 正確な締め付けトルクを管理できないため、タイヤショップ、カー用品店、ディーラー、整備工場などで確認してもらうのがおすすめです。
まとめ|新型ムーヴキャンバスの締め付けトルクは103N・m
2代目ムーヴキャンバス LA850S/LA860Sのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。
今回のポイントは次のとおりです。
- 2代目ムーヴキャンバスはLA850S/LA860S
- ホイールナットの締め付けトルクは103N・m
- 純正ナットのレンチサイズは21mm
- 最初はホイールナットを手で仮締めする
- 4穴は対角線順に均等に締める
- 最後はトルクレンチで103N・mに仕上げる
- クリック式トルクレンチは最初のクリックで止める
- インパクトレンチだけで本締めしない
- タイヤ交換後は空気圧も確認する
DIYでタイヤ交換を行う場合は、感覚だけでナットを締めず、トルクレンチを使用して適切にトルク管理してください。
初代ムーヴキャンバス LA800S/LA810Sの締め付けトルクはこちらです。
