スズキ・エブリイ(DA17V)/エブリイワゴン(DA17W)のタイヤを自分で交換するときに、確認しておきたいのがホイールナットの締め付けトルクです。
エブリイ DA17V/DA17Wのホイールナット締め付けトルクは、85N・m(870kgf・cm)です。
「トルクレンチは何N・mに設定する?」
「ホイールナットのソケットサイズは?」
「どのような順番で締めればいい?」
このような疑問を持つ方に向けて、この記事ではエブリイ DA17V/エブリイワゴン DA17Wのホイールナット締め付けトルクと、タイヤ交換時の注意点を紹介します。
エブリイ DA17V・DA17Wについて
この記事で対象にしているのは、2015年に登場したDA17型のエブリイ/エブリイワゴンです。
- エブリイ:DA17V
- エブリイワゴン:DA17W
DA17Vは商用バン、DA17Wは乗用ワゴンとして設定されています。
エブリイワゴンでは、3代目にあたるDA17Wが2015年に登場しています。
同じDA17系でも、年式・グレード・装着ホイールによって仕様が異なる場合があるため、実車の状態も確認してください。
エブリイの締め付けトルクは85N・m
エブリイ DA17V/DA17Wのホイールナット締め付けトルクは、85N・m(870kgf・cm)です。
自分でタイヤ交換をする場合は、最後にトルクレンチを使用して85N・mで均等に締め付けます。
感覚だけで締めると、締め付け不足や締めすぎになる可能性があります。
タイヤ交換を自分で行う場合は、トルクレンチを使用して締め付け状態を確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象車種 | エブリイ DA17V/エブリイワゴン DA17W |
| 締め付けトルク | 85N・m(870kgf・cm) |
| 純正ナットのソケットサイズ | 19mm |
| 主な使用工具 | トルクレンチ・ホイールレンチ・ジャッキ |
※作業前には、ご自身の車両の取扱説明書や、装着しているホイール・ナットの仕様も確認してください。
タイヤ交換にはトルクレンチを使用する

ホイールナットは、強く締めればよいというものではありません。
締め付けが不足するとナットが緩む原因になり、必要以上に締め付けるとハブボルトやナットを傷める可能性があります。
そのため、タイヤ交換時の本締めにはトルクレンチを使用します。
エブリイの場合は、85N・mを設定できるトルクレンチを選んでください。
エマーソンのトルクレンチの使い方はこちら。

エブリイのタイヤ交換で使用する工具
エブリイのタイヤ交換では、主に次の工具を使用します。
- トルクレンチ
- ホイールレンチまたは十字レンチ
- ジャッキ
- 19mmソケット
- 輪止め
- 作業用手袋
ジャッキやレンチは、車両やホイールナットに適したものを使用してください。
社外ホイールナットを装着している場合は、純正ナットとソケットサイズが異なることがあります。
エブリイのホイールナットの締め方

タイヤ交換は、平坦で硬い安全な場所で行います。
車両が動かないようにパーキングブレーキをかけ、必要に応じて輪止めを使用してください。
ジャッキアップするときは、車両に指定されたジャッキアップポイントを使用します。
1.ホイールナットを緩める
ジャッキアップする前に、ホイールナットを少しだけ緩めておきます。
完全には外さず、タイヤが接地した状態で初期の緩め作業だけを行います。
2.ジャッキアップしてタイヤを交換する
指定位置にジャッキをかけ、タイヤが地面から離れるまで車体を持ち上げます。
ナットを外し、タイヤを交換します。
3.ナットを手で取り付けて仮締めする
交換するホイールを取り付けたら、ナットを最初は手で回して取り付けます。
途中で引っかかる場合は、無理に工具で締めず、ネジ山やナットの適合を確認してください。
ナットは対角線を意識した順番で少しずつ締め、ホイールが均等に取り付くようにします。

4.車体を降ろして85N・mで本締めする
車体をゆっくり降ろしたら、トルクレンチを85N・mに設定します。
エブリイの純正ホイールナットは19mmソケットを使用します。
ナットを対角線を意識した順番で均等に締めてください。
クリック式のトルクレンチでは、設定トルクに達した合図が出たら、それ以上力を加えないようにします。

「カチッ」と鳴ったあとに何度も力を加えると、締めすぎになる可能性があります。
インパクトレンチだけで本締めしない
タイヤ交換でインパクトレンチを使うと作業時間を短縮できますが、インパクトレンチだけで本締めするのは避けましょう。
製品によっては85N・mを大きく超えるトルクがかかる可能性があります。
インパクトレンチを使用する場合でも、最後はトルクレンチを使って締め付け状態を確認してください。
社外ホイール・ナットを使用している場合の注意点
エブリイに社外ホイールを装着している場合は、締め付けトルクだけでなくナットの適合にも注意してください。
確認する主なポイントは次の通りです。
- ナットのネジ径・ピッチ
- ナットの座面形状
- ソケットサイズ
- 必要なねじ込み量
- ホイールメーカーの取り付け条件
純正ナットを社外ホイールにそのまま使用できるとは限りません。
ホイールとナットの座面形状が合っていないと、適切に締め付けても正常に固定できない可能性があります。
中古ホイールやネット通販で購入したホイールを装着する場合は、使用するナットが適合しているか確認してください。
トルクレンチを使用するときの注意点
プリセット型のトルクレンチを使用する場合は、最初に85N・mへ設定します。
ナットにソケットをかけ、ゆっくり力を加えて締め付けます。
設定値に達した合図が出たら、それ以上締め付けないようにしてください。
トルクレンチは、ナットを最初から締め込むための工具ではなく、最後の締め付けトルクを管理するために使用するのが基本です。
タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤを交換したら、ホイールナットだけでなく空気圧も確認してください。
特にスタッドレスタイヤなどを長期間保管していた場合は、保管中に空気圧が低下していることがあります。
指定空気圧は、運転席ドア開口部などにあるタイヤ空気圧ラベルで確認できます。
4本とも指定された空気圧になっていることを確認してから走行しましょう。
タイヤ交換後に異常があった場合
タイヤ交換後に、異音・振動・ハンドルの違和感などを感じた場合は、そのまま走行を続けないでください。
安全な場所に停車し、ホイールナットやタイヤの取り付け状態を確認します。
原因が分からない場合は、販売店や整備工場で点検を受けましょう。
まとめ|エブリイ DA17V・DA17Wの締め付けトルクは85N・m
エブリイ DA17V/エブリイワゴン DA17Wのホイールナット締め付けトルクは、85N・m(870kgf・cm)です。
- 締め付けトルク:85N・m
- 純正ナットのソケットサイズ:19mm
- ナットは対角線を意識して均等に締める
- 最後はトルクレンチで本締めする
- 社外ホイールではナットの適合も確認する
- タイヤ交換後は空気圧も確認する
感覚だけでナットを締めるのではなく、トルクレンチを使用して適切に管理してください。
自分でタイヤ交換する機会が多い方は、85N・mを設定できる調整式トルクレンチを用意しておくと便利です。
エブリイのDIY・メンテナンス情報はこちらも参考にしてください。