2013年に登場した初代ヴェゼル(RU1〜RU4型)は、コンパクトSUVブームの火付け役となった人気モデルです。
スタイルの良さだけでなく、走行性能・燃費・室内空間のバランスが高く、いまでも多くのユーザーが乗り続けています。
そんな初代ヴェゼルでタイヤ交換を行う際に注意すべきなのが「ホイールナットの締め付けトルク」です。
この記事では、初代ヴェゼル(RU型)の締め付けトルク値・手順・注意点をわかりやすく解説します。
目次
初代ヴェゼル(RU型)のホイールナット締め付けトルク
初代ヴェゼルは、ホンダのフィットベースのSUVとして開発され、ホイールナット構造もフィットに近い仕様となっています。
タイヤ交換やホイール交換の際は、以下のトルク値を基準にしてください。
- 対象:初代ヴェゼル(型式 RU1/RU2/RU3/RU4、2013年〜2021年)
- 推奨締め付けトルク:約108 N・m(11.0 kgf・m)
- ネジ径:M12×P1.5(ホンダ共通)
- ナット座面形状・サイズ:球面ナット・19mm
※この数値はホンダ公式整備書およびディーラー指定トルク値に基づく一般的な基準です。
年式やホイール仕様によって若干の差異があるため、取扱説明書または整備要領書での確認をおすすめします。
タイヤ交換の際は「トルクレンチ」を使用するのがベストです。
エマーソン トルクレンチセット EM-29 ソケット5個付(14/17/19/21薄口ロング/24mm)+エクステンション ケー...
締め付けトルクを守る理由
ホイールナットのトルクが適切でないと、走行中に次のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 締めすぎ → ボルトが伸びる・ナット座面が変形する
- 緩めすぎ → 走行中のガタ・振動・脱輪リスク
均等でない → ホイールのセンターずれ・異音・振動
正確なトルクで締めることで、安全性と快適性を両立できます。
正しい締め付け手順
ナットを手でねじ込み、十字レンチで軽く仮締め。
車を接地させた状態で、対角線上(クロス順)に仮締め。
トルクレンチを108 N・mに設定し、均等に本締め。
約100 km走行後、再度トルク確認(増し締め)。
この工程を守ることで、ホイールとハブの密着が安定し、ナットの緩みを防げます。
おすすめトルクレンチ(DIY〜プロまで)
迷ったら信頼性重視。
ヴェゼルのトルク管理に使いやすいモデルです。
トルクの値は細かく設定できるため、他の車でも使うことができます。
規定のトルク値に設定して締め付けてください。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm (1/2インチ) 103N...
社外ホイールを装着する場合の注意点
初代ヴェゼルに社外ホイールを取り付ける際は、以下を必ず確認してください。
ナット座面形状が純正(球面)か社外(テーパー)か
ホイールナットの締め付けトルクはホイールメーカー指定を優先
アルミホイールは座面が弱いため、締めすぎ注意
インチアップ・スタッドレス装着時も基本は108 N・mが目安
Q&A:初代ヴェゼルのトルク関連のよくある質問
Q1. トルクレンチを持っていない場合は?
A. 仮締めは可能ですが、最終的にはトルクレンチで確認するのが安全です。
Q2. インパクトレンチだけで締めても大丈夫?
A. 過剰トルクになるリスクが高いため、最終トルク確認を必ず実施。
Q3. 冬タイヤへの交換時も同じトルクですか?
A. はい。基本は108 N・mで共通です。ホイールメーカー指定がある場合はそれを優先してください。
Q4. 増し締めは必要ですか?
A. タイヤ交換後100 km程度走行したら再トルクを推奨します。
まとめ|初代ヴェゼルのホイールナットトルクは108 N・m
初代ヴェゼル(RU型)のホイールナット締め付けトルクは、**108 N・m(11.0 kgf・m)**が目安です。
ネジ径:M12×P1.5
ナット座面:球面タイプ
適正トルク:108 N・m
トルクレンチ使用推奨
DIY派の方も、正しいトルクで締めることで安全な走行を保てます。
少しの確認が、大切な愛車を長く守るポイントです。






コメントを残す