ホンダの人気SUV、ヴェゼルは2023年にフルモデルチェンジして2代目となりました。
スタイルも走りも進化していますが、タイヤ交換やホイールカスタム時に意外と見落とされがちなのが「ホイールナットの締め付けトルク」です。
この記事では、2代目ヴェゼル(ZE型)における ホイールナット締め付けトルク を中心に、工具選びから手順・社外ホイール装着時の注意点まで、初心者にも分かりやすく解説します。
目次
2代目ヴェゼル(ZE型)のホイールナット締め付けトルク
ヴェゼルのタイヤ交換やホイールの脱着を行う際は、ホイールナットの締め付けトルクを正確に守ることが重要です。
トルク値が適切でないと、緩みや過剰な締め付けによるボルト損傷など、思わぬトラブルを招く恐れがあります。
- 対象:2代目ヴェゼル(型式 ZE4/ZE5/ZE6等、2023年〜)
- 推奨締め付けトルク:約108 N・m(11.0 kgf・m)
- ネジ径:M12×P1.5(ホンダ共通)
- ナット座面形状・サイズ:純正球面ナット・19mm
※上記の数値はホンダ車一般で広く公表されており、2代目ヴェゼルでも目安として妥当です。
実際には車両年式・ホイール仕様(純正/社外)によって変わる可能性があるため、必ず取扱説明書または整備要領書で指定値を確認してください。
タイヤ交換の際は「トルクレンチ」を使用するのがベストです。
エマーソン トルクレンチセット EM-29 ソケット5個付(14/17/19/21薄口ロング/24mm)+エクステンション ケー...
トルクレンチを使う理由
ホイールナットの締め付けにおいて「感覚」だけで締めるのは危険です。
以下のようなリスクを避けるため、トルクレンチを使用することを推奨します。
- 緩すぎ → 走行中にナットが緩み脱輪の危険
- 強すぎ → ハブボルトが伸びて破損する恐れ
クロス順で締めてることで、トルクが安定します。
DIYで行う際にも、トルクレンチを使うことで誰でも正確に作業できます。
締め付け手順とコツ
ナットを手でねじ込み、十字レンチで軽く仮締めする。
車体が接地した状態で、対角線(クロス)締め順に仮締め。
トルクレンチを108 N・mに設定し、クロス順で本締め。
走行約100 km後に再度トルク確認(増し締め)を実施。
この流れで作業をおこなえば、ホイールの“なじみ”後に生じる緩みやガタを未然に防げます。
社外ホイール装着時・注意点
2代目ヴェゼルへ社外ホイールを装着する場合、純正仕様からの変更により注意すべき点があります。
ナット座面の形状(テーパー/球面/平座)を必ず確認。
ナットの長さ・貫通タイプ・ホイール厚みによる適合性。
軽合金ホイールは座面えぐれ・割れのリスクがあるため、指定トルク以上の締め付けは避ける。
スタッドレスタイヤ用ホイールも、基本トルク値は同じだが、ホイールメーカー指定があればそちらを優先。
変更点がある場合は、ホイールメーカーの適合情報・車検対応情報を必ず確認してください。
おすすめトルクレンチ(DIY〜プロまで)
迷ったら信頼性重視。
ヴェゼルのトルク管理に使いやすいモデルです。
トルクの値は細かく設定できるため、他の車でも使うことができます。
規定のトルク値に設定して締め付けてください。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm (1/2インチ) 103N...
Q&A:2代目ヴェゼルのホイールナットに関するよくある質問
Q1. トルクレンチがないと?
A. 十字レンチで仮締めは可能ですが、必ずその後トルクレンチで本締めしてください。
Q2. 電動インパクトで締めていい?
A. 仮締めまでならOK。最終的にはトルクレンチで本締め。
Q3. 冬タイヤへの交換でも同じ?
A. はい。基本的には同じ108 N・m。ただしホイール・ナット形状が変わる場合はメーカー指定を優先。
Q4. 増し締めは必要?
A. 交換後100 km走行を目安に再トルクを推奨。なじみによる緩みを防げます。
まとめ:2代目ヴェゼルの安心トルクは108 N・m
ホンダ・ヴェゼル2代目(ZE型)のホイールナット締め付けトルクは、108 N・m(11.0 kgf・m)が目安です。
正確なトルク管理によって、安全で快適な走行を維持できます。
- 締め付けトルク:108N・m
- ナットサイズ:19mm(M12×P1.5)
- クロス締めで均等に本締め
社外ホイール装着時は形状・長さ・指定トルクを必ず確認
DIYでタイヤ交換を行う方も、トルクレンチを活用して安心整備を。
「少しの手間」が愛車の安全性を大きく変えます。
エマーソン トルクレンチセット EM-29 ソケット5個付(14/17/19/21薄口ロング/24mm)+エクステンション ケー...
2代目ヴェゼルはこちら






コメントを残す