【クラウンクロスオーバー】ホイールボルト締め付けトルクは?タイヤ交換のやり方

クラウンクロスオーバー

2022年に登場したクラウンクロスオーバー(CROSSOVER Z/RS/RS Advancedなど)は、セダンとSUVを融合させたトヨタの新しいクラウンシリーズです。

大径タイヤと高い走行性能を備える一方で、メンテナンスではホイールボルトの締め付けトルクを正確に管理することが欠かせません。

この記事では、クラウンクロスオーバーの締め付けトルク値・トルクレンチの使い方・社外ホイールの注意点まで、初心者でもわかりやすく解説します。

クラウンクロスオーバーのホイールボルト締め付けトルク

クラウンクロスオーバー

クラウンクロスオーバーは、2.5Lハイブリッドや2.4Lターボなど複数のパワートレインを搭載し、ホイールサイズも18〜21インチまで幅広く設定されています。

クラウンクロスオーバーは、ナット方式ではなくボルト方式です。

重量級SUVのため、ホイールボルトの締め付けトルクも一般的な乗用車より高めに設定されています。

  • 対象:クラウンクロスオーバー(型式 AZSH35/TZSH35/2022年〜)
  • 推奨締め付けトルク:140 N・m(約14.3 kgf・m)
  • ネジ径:M14×P1.5
  • ボルト座面形状・サイズ:球面座・17mm(トヨタ純正)

トルク値は、年式やホイール仕様によってわずかな差がある場合もあるため、取扱説明書やディーラーでの確認を推奨します。

タイヤ交換の際は、締めすぎ・緩み防止のためにトルクレンチを必ず使用しましょう。

締め付けトルクを守る理由

ホイールボルトのトルクが適切でないと、走行中に次のようなトラブルが発生するおそれがあります。

  • 締めすぎ → ハブボルトが伸びたり、座面が変形する
  • 緩めすぎ → 走行中にガタつき・振動・最悪の場合は脱輪リスク
  • 均等でない → ホイールがセンターずれを起こし、異音や振動の原因に

クラウンクロスオーバーは重量があり、高速走行も多いため、正確なトルクで締めることが安全走行のカギになります。

正しい締め付け手順

締め付け手順を守ることで、ボルトの緩みを防ぎ、安全性が向上します。

  1. ボルトを手でねじ込み、十字レンチで軽く仮締めする
  2. 車を接地させた状態で、対角線上(クロス順)に仮締め
  3. トルクレンチを140 N・mに設定し、均等に本締め
  4. 100 km走行後に再度トルクを確認(増し締め)

締め付けの際は一気に力を加えず、ゆっくりとトルクをかけるのがポイントです。

おすすめトルクレンチ(DIY〜プロまで)

迷ったら信頼性重視。

ヴェゼルのトルク管理に使いやすいモデルです。

トルクの値は細かく設定できるため、他の車でも使うことができます。

規定のトルク値に設定して締め付けてください。

エマーソンのトルクレンチ EM-29が価格も安くておすすめ!トルクの変更はできる?

2021年6月18日

社外ホイールを装着する場合の注意点

クラウンクロスオーバーに社外ホイールを取り付ける際は、以下の点に注意してください。

  • ボルト座面形状が純正(球面)か社外(テーパー)かを確認
  • ホイールボルトの締め付けトルクは、ホイールメーカー指定値を優先
  • アルミホイールは座面が柔らかいため、締めすぎに注意
  • 大径21インチホイールではトルク管理をより慎重に行う

ボルトの種類やホイール材質が異なると、締め付けトルクの適正値も変わります。

装着前にメーカーサイトや整備マニュアルを確認しましょう。

Q&A:クラウンクロスオーバーのトルクに関するよくある質問

Q1. トルクレンチを持っていない場合は?
A. 仮締めは可能ですが、最終的にはトルクレンチでの確認を必ず行ってください。

Q2. インパクトレンチだけで締めても大丈夫?
A. 過剰トルクになる可能性が高いため、トルクレンチで仕上げるのが基本です。

Q3. 冬タイヤへの交換時も同じトルクですか?
A. はい、基本は140N・mで共通です。ただし社外ホイールの場合は指定トルク値を優先してください。

Q4. 増し締めは必要ですか?
A. タイヤ交換後100km程度走行したら、必ず再トルクを行いましょう。

まとめ|クラウンクロスオーバーの締め付けトルク

クラウンクロスオーバーのホイールボルト締め付けトルクは、140 N・m(約14.3 kgf・m)が目安です。

  • ネジ径:M14×P1.5
  • ボルト座面:球面タイプ(純正ボルト)
  • 適正トルク:140 N・m
  • トルクレンチ使用推奨

クラウンシリーズは重量とパワーがあるため、締め付けトルクの管理が特に重要です。

DIYでタイヤ交換を行う場合も、正確なトルク管理で安全な走行を守りましょう。

※本記事のトルク値はトヨタ整備要領書に基づく数値ですが、年式・仕様により異なる場合があります。最終的には車両の取扱説明書で確認してください。

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