「GRスープラ A90のホイールボルトは、何N・mで締めればいいの?」
「普通のトヨタ車と同じ103N・mでいい?」
5代目GRスープラ(DB型/A90系)のホイールボルト締め付けトルクは、140N・mです。
GRスープラは、一般的な国産車で多い「ハブボルト+ホイールナット」ではなく、ホイールボルトで固定する方式を採用しています。
そのため、タイヤ交換時は通常のトヨタ車とは少し作業方法が異なります。
この記事では、GRスープラ A90系のホイールボルト締め付けトルク、ボルト式ホイールの特徴、タイヤ交換時の注意点を紹介します。
GRスープラ A90とは?
スープラは、トヨタのFRスポーツカーです。
5代目となるGRスープラは2019年に登場しました。
- メーカー:トヨタ
- 車名:GRスープラ
- 型式:DB系
- 通称:A90/A91系
- 販売時期:2019年〜2026年
年式やグレードによってDB02、DB06、DB22、DB26、DB42、DB82、DB86など複数の型式があります。
この記事では、5代目GRスープラのホイールボルト締め付けについて紹介します。
GRスープラの締め付けトルクは140N・m
GRスープラのホイールボルト締め付けトルクは次のとおりです。
ホイールボルト締め付けトルク:140N・m
元記事では147N・mとしていましたが、トヨタ公式取扱説明書では140N・mと指定されています。
一般的なトヨタ車で多い103N・mとは異なるため、間違えないよう注意してください。
GRスープラはホイールナットではなくボルト式
多くの国産車では、車体側からハブボルトが出ており、そこへホイールを取り付けてナットで固定します。
一方、GRスープラはホイール側からボルトを差し込み、車体側のハブへねじ込むホイールボルト式です。
そのため、正確には「ホイールナットの締め付けトルク」ではなく、ホイールボルトの締め付けトルクです。
タイヤ交換に使用する工具
GRスープラのタイヤ交換では、次のような工具を使用します。
- トルクレンチ
- ホイールボルトに適合するソケット
- 車両に適合するジャッキ
- 輪止め
- 作業用手袋
トルクレンチは、140N・mを確実に設定できるものを使用してください。
トルクレンチで締め付けを管理する

トルクレンチは、設定した締め付けトルクでホイールボルトを管理するための工具です。
締め付け不足による緩みや、締めすぎによるホイールボルト・ハブ側ネジ部の損傷を防ぐために使用します。
GRスープラでは、トルクレンチを140N・mに設定します。
エマーソン トルクレンチの使い方はこちら。

クリック式トルクレンチは最初のクリックで止める
クリック式トルクレンチは、設定したトルクに達すると「カチッ」という音や感触で知らせます。
最初にカチッとしたところで力を止めてください。
設定値に達すると、それ以上締まらなくなる工具ではありません。
何度もカチカチと締め続けると、必要以上に締め付ける可能性があります。
GRスープラのタイヤ交換について

GRスープラはボルト式ホイールのため、ナット式の国産車よりホイールの脱着に少しコツが必要です。
ホイールボルトをすべて外すと、ホイールを支えるスタッドボルトがないため、ホイールが動きやすくなります。
重量のあるタイヤ・ホイールを落とさないよう、しっかり支えながら作業してください。
ジャッキアップポイントは車両指定位置を使用する
元記事では「フロントメンバーとデフでジャッキアップする」としていましたが、これは一律におすすめできる方法ではありません。
ジャッキアップするときは、取扱説明書や整備情報で指定されているジャッキアップポイントを確認してください。
誤った位置へジャッキをかけると、車体やアンダーカバーなどを損傷する可能性があります。
ランフラットタイヤでもタイヤ交換が不要とは限らない
GRスープラには、仕様によってランフラットタイヤが装着されています。
ランフラットタイヤは空気圧が低下した場合でも一定条件下で走行できるタイヤですが、パンク後もそのまま通常走行できるわけではありません。
警告が表示された場合は速度や走行距離などの条件を守り、早めにタイヤ販売店やトヨタ販売店で点検してください。
ホイールボルトの締め付け手順
ホイールを取り付けるときは、1本だけを最初から強く締めないことが重要です。
基本的な流れは次のとおりです。
- ホイールとハブの接触面を確認する
- ホイールを正しい位置へ合わせる
- ホイールボルトを手で軽くねじ込む
- 5本すべてを均等に仮締めする
- 車体を下ろす
- 対角線方向へ数回に分けて締める
- 最後にトルクレンチで140N・mに仕上げる
最初は手でボルトをねじ込む
ホイールボルトは、最初からインパクトレンチなどで締め込まないでください。
まず手でねじ込み、スムーズに回ることを確認します。
途中で引っかかる場合や重くなる場合は、ボルトが斜めに入っている可能性があります。
無理に締め込むと、ボルトやハブ側のネジ山を傷める可能性があります。
5本のボルトは対角線方向に締める
GRスープラのホイールは5本のボルトで固定されています。
隣のボルトへ順番に進むのではなく、対角線方向へ移りながら均等に締め付けてください。
最後に5本すべてを140N・mで確認します。
ボルトやネジ部に油を塗らない
ホイールボルトやハブ側のネジ部には、指定がない限りオイルやグリースを塗らないでください。
潤滑された状態では、同じトルクでも実際の締め付け力が変化する可能性があります。
汚れや異物がある場合は、取り除いてから取り付けてください。
インパクトレンチだけで本締めしない
インパクトレンチを使用すると、ホイールボルトの脱着を効率よく行えます。
ただし、インパクトレンチだけでは正確な締め付けトルクを管理できない場合があります。
最終的な締め付けは、トルクレンチを使用して140N・mで確認してください。
100km後の再締め付けを一律に指定しない
元記事では「100km程度走行したあとに再度締め付ける」としていましたが、距離を一律に決めて再締め付けする必要があるとは限りません。
タイヤ交換後は、ボルトの緩み、走行時の異音や振動などがないか確認してください。
社外ホイールを使用している場合は、ホイールメーカーが再確認時期を指定していることもあるため、その指示に従ってください。
社外ホイールはボルト仕様に注意
GRスープラへ社外ホイールを装着する場合は、ホイールサイズだけでなく、使用するホイールボルトの仕様も重要です。
購入時は次の項目を確認してください。
- GRスープラへの車種適合
- ボルト径・ピッチ
- ボルト座面形状
- ボルト首下長さ
- ホイール側の座面形状
- ブレーキキャリパーとのクリアランス
純正ボルトがそのまま使用できるとは限らないため、ホイールメーカーの指定を確認してください。
スタッドレスタイヤでも140N・m
GRスープラにスタッドレスタイヤを装着する場合も、純正仕様での車両側のホイールボルト締め付けトルクは140N・mです。
ただし、社外ホイールを使用する場合は、ホイールメーカーが指定するボルトとの組み合わせを確認してください。
タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤ交換後は、ホイールボルトだけでなくタイヤ空気圧も確認してください。
GRスープラにはタイヤ空気圧の監視機能が搭載されている仕様があります。
タイヤ交換や空気圧調整後は、必要に応じて車両側のタイヤ設定も確認してください。
よくある質問

Q. GRスープラ A90の締め付けトルクは?
A. 140N・mです。
Q. 147N・mではない?
A. トヨタ公式取扱説明書では140N・mと指定されています。
Q. スープラはホイールナット式?
A. いいえ。5代目GRスープラはホイールボルト式です。
Q. 普通のトヨタ車と同じ103N・m?
A. いいえ。GRスープラは140N・mです。
Q. スタッドレスタイヤでも140N・m?
A. 純正仕様での車両側規定トルクは140N・mです。社外ホイールでは適合するボルトも確認してください。
まとめ|GRスープラ A90の締め付けトルクは140N・m
5代目GRスープラ DB型(A90系)のホイールボルト締め付けトルクは、140N・mです。
- 5代目GRスープラは2019年〜2026年
- ホイールナットではなくボルト式
- 締め付けトルクは140N・m
- 一般的なトヨタ車の103N・mとは異なる
- ボルトは最初に手でねじ込む
- 5本を対角線方向へ均等に締める
- 最後はトルクレンチで140N・mに仕上げる
- 社外ホイールでは適合するボルトを確認する
GRスープラは一般的な国産車とはホイールの固定方法が異なります。
タイヤ交換を行う場合は、ホイールボルト式であることを理解したうえで、規定トルクを守って作業してください。
取り付け作業に使用する工具はこちらも参考にしてください。