N-BOX(JF5/JF6)のタイヤ交換をするときに気になるのが、ホイールナットの締め付けトルクです。
「N-BOXのナットは何N・mで締めればいい?」
「ナットのサイズは何mm?」
「社外ホイールでも純正ナットを使える?」
タイヤ交換では、ホイールナットを強く締めればいいというわけではありません。
締め付けが弱すぎるとナットが緩む原因になり、反対に締めすぎるとハブボルトやホイールを傷める可能性があります。
この記事では、N-BOX(JF5/JF6)のホイールナット締め付けトルク、ナットサイズ、トルクレンチの使い方、社外ホイール装着時の注意点を紹介します。
N-BOX JF5/JF6のホイールナット締め付けトルク

N-BOX(JF5/JF6)のホイールナット締め付けトルクは、108N・m(11kgf・m)です。
タイヤ交換をするときは、最後にトルクレンチを108N・mに設定して締め付けます。
N-BOX JF5/JF6のホイールナット仕様は以下の通りです。
| 項目 | N-BOX JF5/JF6 |
|---|---|
| 締め付けトルク | 108N・m(11kgf・m) |
| ネジ径 | M12 |
| ピッチ | 1.5mm |
| ナット二面幅 | 19mm |
| 純正ナット座面 | 球面座 R12 |
N-BOXはFF車がJF5、4WD車がJF6ですが、ホイールナットの締め付けトルクは同じです。
N-BOX CUSTOMやN-BOX JOYでも、車両に適合するホイール・ナットを使用する場合は、車両側の指定トルクを確認して作業してください。
ホイールナットは対角線順に締める

タイヤ交換では、ホイールナットを1本ずつ最初から強く締めるのではなく、均等に締めていくことが重要です。
N-BOXは4穴ホイールなので、対角線になるようにナットを締めます。
基本的な流れは以下の通りです。
- ホイールを車両に取り付ける
- 4本のナットを手で取り付ける
- レンチを使って対角線順に仮締めする
- 車体を下ろす
- トルクレンチを108N・mに設定する
- 対角線順に規定トルクで締める
最初から1本だけ強く締めるのではなく、ホイールが均等に取り付くように数回に分けて締めるのがポイントです。
タイヤ交換にはトルクレンチを使用する

ホイールナットを規定トルクで締めるには、トルクレンチを使用します。
一般的なレンチだけでは、実際にどれぐらいの力で締めているのか判断するのが難しいです。
力任せに締めると、必要以上のトルクがかかることがあります。
反対に締め付けが弱いと、走行中にホイールナットが緩む危険性があります。
そのため、自分でタイヤ交換をする場合はトルクレンチを用意しておくと安心です。
N-BOXの場合は108N・mなので、108N・mを設定できるトルクレンチを選びます。
エマーソン EM-29はN-BOXにも使用できる
タイヤ交換用のトルクレンチとして使用しやすい商品の一つが、ニューレイトンのエマーソン EM-29です。
EM-29の主な仕様は以下の通りです。
- トルク対応レンジ:40~200N・m
- トルク初期設定値:103N・m
- 差込角:12.7mm
- 14mm・17mm・19mm・24mmソケット付属
- 21mm薄口ロングソケット付属
- エクステンション付属
- 収納ケース付属
N-BOXの締め付けトルクは108N・mなので、EM-29の対応範囲内です。
なお、EM-29の初期設定値は103N・mです。
初期設定のまま使用するのではなく、N-BOXでは108N・mに調整してから使用してください。
以前のEM-29には28~210N・m仕様もありますが、2018年9月以降の製品は40~200N・m仕様になっています。

トルクレンチの使い方
トルクレンチを使用するときは、最初に指定されたトルクへ設定します。
N-BOX JF5/JF6の場合は108N・mです。
ホイールナットをクロスレンチなどで仮締めしたあと、トルクレンチを使って仕上げます。
設定したトルクに達すると「カチッ」という音や手応えがあります。
カチッとしたら、それ以上締め付けないようにしてください。
トルクレンチは、設定トルクに達すると自動的に力がかからなくなる工具ではありません。
カチッとしたあとも力を加え続けると、設定値以上のトルクで締め付けてしまう可能性があります。
何度もカチカチと締める必要もありません。
規定トルクに達したことを確認したら、次のナットへ移ります。
トルクレンチを使用するときの注意点
トルクレンチを正しく使用するため、以下の点にも注意してください。
- ナットの仮締めにはクロスレンチなどを使用する
- トルクレンチは最終的な締め付け確認に使用する
- ゆっくり一定の力で締める
- 「カチッ」としたら力を止める
- 4本を対角線順に締める
- 緩めるためのレンチとして使用しない
トルクレンチによって使用方法や保管方法が異なるため、使用する製品の取扱説明書も確認してください。
純正ホイールはナットの座面形状に注意

N-BOXの純正ホイールに使用されるホイールナットは、球面座R12です。
社外アルミホイールでは、60度テーパー座のナットを使用する製品が多くあります。
そのため、「M12×P1.5だから使える」という判断だけでナットを選ぶのは危険です。
ネジ径とピッチが同じでも、ホイール側の座面形状とナットが合っていなければ正しく固定できません。
純正ホイール
N-BOX純正ホイールでは、基本的にホンダ純正形状の球面座ナットを使用します。
社外ホイール
社外アルミホイールへ交換するときは、そのホイールが指定しているナット形状を確認します。
社外ホイールではテーパー座ナットが指定されることがあります。
純正ナットをそのまま使用できるとは限りません。
スタッドレスタイヤ用に社外ホイールを購入するときも、ホイールだけでなく適合するナットが付属するのか、別途必要なのか確認してください。
インパクトレンチだけで締め付けを終わらせない
タイヤ交換でインパクトレンチを使用する方も多いです。
インパクトレンチはナットの脱着を効率よく行える便利な工具ですが、最後の締め付けをインパクトレンチだけで済ませるのはおすすめしません。
締め付けトルクを正確に管理しにくく、必要以上に締め付けてしまう可能性があります。
インパクトレンチを使用する場合も、最後はトルクレンチを使用して108N・mで確認するのが安心です。
タイヤ交換後は空気圧も確認

タイヤ交換をしたら、ホイールナットだけでなくタイヤの空気圧も確認しておきましょう。
特に夏タイヤからスタッドレスタイヤ、スタッドレスタイヤから夏タイヤへ交換する場合は、保管中に空気圧が低下していることがあります。
空気圧が不足した状態で走行すると、燃費の悪化や偏摩耗などにつながります。
運転席側のドアを開けた部分などにある空気圧表示ラベルを確認し、装着しているタイヤに合った空気圧へ調整してください。
N-BOXのタイヤ交換でよくある疑問

N-BOX JF5とJF6で締め付けトルクは違う?
JF5とJF6のホイールナット締め付けトルクは108N・mです。
駆動方式がFFか4WDかによって、締め付けトルクを変更する必要はありません。
N-BOXのホイールナットは何mm?
ナット二面幅は19mmです。
タイヤ交換時は19mmに対応するソケットを使用します。
ナットのピッチは?
N-BOXのホイールナットはM12×P1.5です。
ただし、ナットを購入するときはネジサイズだけでなく座面形状も確認してください。
純正ナットを社外ホイールに使える?
使用できない場合があります。
N-BOX純正ナットは球面座R12ですが、社外ホイールではテーパー座など異なる形状が指定されていることがあります。
使用するホイールメーカーの適合情報を確認してください。
103N・mのトルクレンチをそのまま使っていい?
N-BOXの指定トルクは108N・mなので、調整できるトルクレンチであれば108N・mに設定して使用します。
EM-29も初期設定は103N・mですが、40~200N・mの範囲で調整できます。
まとめ
N-BOX(JF5/JF6)のホイールナット締め付けトルクは、108N・m(11kgf・m)です。
タイヤ交換時に確認したいポイントは以下の通りです。
- 締め付けトルク:108N・m
- ネジ径:M12
- ピッチ:1.5mm
- ナットサイズ:19mm
- 純正ナット:球面座R12
- ナットは対角線順に締める
- 最後はトルクレンチで確認する
特に注意したいのは、ホンダ純正ホイールと社外ホイールでナットの座面形状が異なる場合があることです。
スタッドレスタイヤへの交換や社外アルミホイールへの交換時は、ナットのネジサイズだけでなく座面形状も確認してください。
自分でタイヤ交換を行うなら、締めすぎや締め付け不足を防ぐためにも、最後はトルクレンチを使用して108N・mで確認するのがおすすめです。
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