2023年にフルモデルチェンジした新型N-BOX(JF5/JF6)。
デザインや走りだけでなく、整備面でも「自分でタイヤ交換したい」という方が増えています。
そんなとき気になるのが、
「N-BOXのホイールナットって、どれくらいの力で締めればいいの?」
この記事では、新型N-BOX(JF5/JF6)のホイールナット締め付けトルクを紹介します。
合わせて、トルクレンチの使い方や注意点も詳しく解説するので、初心者の方も安心です。
目次
タイヤ交換時にはトルクレンチが必須
タイヤ交換の際は、ただレンチで締めるだけでは不十分。
トルクレンチとは、指定した力(トルク)でボルトやナットを締められる工具のこと。
締め付け不足による緩み、締めすぎによるボルト破損などを防ぎ、均一な締め付けができます。
トルクレンチは、設定値に達すると「カチッ」と音がして、それ以上力をかけてもトルクが加わらない仕組みになっています。
この“音”が正しい締め付け完了のサインです。
DIYでタイヤ交換する方には、1本持っておくと安心な工具です。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm (1/2インチ) 103N...
おすすめのトルクレンチ
トルクレンチにはさまざまな種類がありますが、N-BOXのタイヤ交換程度であれば、100〜200N・m対応の汎用モデルで十分です。
付属品一覧例
14/17/19/24mmソケット、21mm薄口ロングソケット、エクステンション、収納ケース付き。
仕様
トルク初期設定値:103N・m(10.5kgf・m)
トルク対応レンジ:28〜210N・m
価格帯は約4,000円〜。一度購入すれば長く使えるため、コスパの高い整備工具です。
👉 では、ここから新型N-BOX(JF5/JF6)の締め付けトルク値を見ていきましょう。
N-BOX(JF5/JF6)のホイールナット締め付けトルク

N-BOX JF5
新型N-BOX(JF5/JF6)のホイールナットの締め付けトルクは、108N・m(11.0kgf・m) です。
ナットの締め付けトルクは、旧型JF3/JF4型と同じで、取扱説明書にも明記されています。
締め付け時は、トルクレンチの目盛りを「108N・m」に合わせ、ナットを対角線順(クロス締め)で締めてください。
- ネジ径:M12×P1.5
- ナットサイズ:19mm
- ナット形状:球面座(純正)
締めすぎるとハブボルトが伸びたり、ホイール座面を傷める原因になるため、指定値を厳守しましょう。
👉 次は、純正ホイールと社外ホイールで注意すべきポイントです。
純正と社外ホイールのナット形状に注意
ホンダ純正ホイールと社外アルミホイールでは、ナットの形状が異なる場合があります。
- 純正ホイール:球面座
- 社外ホイール:テーパー座(メーカーによる)
もし形状が違うナットを使用すると、ホイールがしっかり密着せず、走行中にナットが緩むおそれがあります。
スタッドレスタイヤの交換時にも、ナットの形状を確認してから取り付けましょう。
トルクレンチ使用時の注意点
トルクレンチは正しく使えば非常に便利ですが、誤った使い方をすると逆効果になることもあります。
- 締め付け時は、ゆっくり一定の力で回す
- 「カチッ」と音がしたら、それ以上力を入れない
- クロス締めで均等にトルクを分散
- 使用後は最低トルクに戻して保管
これらを守ることで、工具の寿命も延び、締め付け精度を長く保てます。
交換作業時はトルクだけでなく、空気圧のチェックも忘れずに行いましょう。
空気圧の不足は燃費悪化や偏摩耗の原因になります。
まとめ:108N・mがN-BOXの安心トルク
新型N-BOX(JF5/JF6)のホイールナット締め付けトルクは、旧型同様108N・m(11.0kgf・m)です。
締めすぎ・締め不足を防ぐため、必ずトルクレンチで確認しましょう。
- 締め付けトルクは108N・m
- ナットサイズは19mm
- 純正・社外ホイールで形状が違うので要確認
DIYでタイヤ交換する方は、トルクレンチ1本+確認の習慣で、愛車を安全に守りましょう。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ トルク対応レンジ 40〜200N・m トルク精度 ±4% 12.7mm (1/2インチ) 103N...
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