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プリウス(30系)のバッテリーの形状は?交換方法は?価格はいくら?

「プリウス30系のバッテリーを自分で交換したい」

「補機バッテリーのサイズはS34B20R?S46B24R?」

プリウス30系には、ハイブリッドシステムを動かすための駆動用バッテリーと、車両の電装品やシステム起動に使う12V補機バッテリーがあります。

今回交換するのは、ラゲッジルームに搭載されている12V補機バッテリーです。

30系プリウスでは、仕様によってS34B20RまたはS46B24Rが使用されています。

この記事では、プリウス30系(ZVW30)の補機バッテリーサイズ、搭載位置、交換方法、交換時の注意点を紹介します。

目次

プリウス30系(ZVW30)

プリウスは、トヨタのハイブリッド車です。

  • 初代:NHW10/NHW11型
  • 2代目:NHW20型
  • 3代目:ZVW30型
  • 4代目:ZVW50系
  • 5代目:MXWH60/ZVW60系

この記事で紹介するのは、3代目プリウスのZVW30です。

  • メーカー:トヨタ
  • 車名:プリウス
  • 世代:3代目・30系
  • 型式:ZVW30
  • 販売時期:2009年〜2015年

年式やグレード、装備によって補機バッテリーサイズが異なるため、購入前に現在装着されているバッテリーを確認してください。

プリウス30系には2種類のバッテリーがある

車の補機バッテリー

プリウス30系には、大きく分けて2種類のバッテリーがあります。

  • 駆動用バッテリー:ハイブリッド走行に使用する高電圧バッテリー
  • 補機バッテリー:車両の電装品やハイブリッドシステム起動に使用する12Vバッテリー

この記事で扱うのは、一般的な車のバッテリーに近い役割を持つ12V補機バッテリーです。

駆動用ハイブリッドバッテリーの交換方法ではありません。

プリウス30系の補機バッテリーはラゲッジ右側にある

プリウス30系の補機バッテリーは、エンジンルームにはありません。

ラゲッジルーム右側のカバー内部に搭載されています。

交換するときは、ラゲッジフロアや右側の内装カバーを外してバッテリーへアクセスします。

後継の50系プリウスでは補機バッテリーがエンジンルームへ移動しているため、世代による違いに注意してください。

プリウス30系の補機バッテリーサイズ

30系プリウスでは、仕様によって主に次の2種類の補機バッテリーがあります。

  • S34B20R
  • S46B24R

GSユアサでは、S34B20RをプリウスW30の標準モデル、S46B24Rを上級モデルの主な適合車種として案内しています。

そのため、「30系プリウスだからS34B20R」と一律に判断しないことが重要です。

現在車両に装着されているバッテリーの型式を確認してから購入してください。

S34B20RとS46B24Rの違い

S34B20RとS46B24Rは、性能だけでなくケースサイズも異なります。

  • S34B20R:B20サイズ
  • S46B24R:B24サイズ

S46B24Rの方がケースが長く、容量も大きくなります。

そのため、単純に「数字が大きい方が高性能だから交換できる」と考えないでください。

車両側の搭載スペースや固定方法も異なるため、現在装着されているサイズと同じ規格を選ぶのが基本です。

末尾のRは端子位置を表す

バッテリー型式の最後にある「R」は、端子位置を示しています。

プリウス30系で使用されるS34B20RやS46B24Rは、いずれもRタイプです。

同じケースサイズでも、末尾がLの製品は端子位置が反対になります。

配線が正しく接続できないため、S34B20Lなどを間違えて購入しないようにしてください。

プリウス30系には専用の補機バッテリーを使用する

プリウス30系の補機バッテリーは、ラゲッジルームという車室内に近い場所へ搭載されています。

そのため、一般的なエンジンルーム搭載用バッテリーではなく、ハイブリッド車用のVRLA補機バッテリーを使用します。

GSユアサでも、プリウス用補機バッテリーとしてVRLAタイプを設定しています。

また、車外へガスを排出するための構造が必要になるため、交換時は排気ホースが接続できる適合品を選んでください。

補機バッテリーの交換時期は?

バッテリーチェック

補機バッテリーは消耗品です。

寿命は使用環境によって変わるため、「3年で必ず交換」と一律に判断するより、バッテリーの状態を確認するのがおすすめです。

次のような場合は点検を検討してください。

  • 長期間使用している
  • READY状態になりにくい
  • 電装品の動作が不安定
  • 一度バッテリー上がりを起こした
  • バッテリーテスターで性能低下を指摘された

プリウスはエンジン始動音がないため、一般的なガソリン車より補機バッテリーの弱りに気づきにくいことがあります。

補機バッテリー交換に必要な工具

プリウス30系の補機バッテリー交換

バッテリー交換には、次のような工具を使用します。

  • スパナ
  • メガネレンチ
  • ソケットレンチ
  • 作業用手袋

バッテリー端子周辺では金属工具を使用するため、ショートに注意してください。

絶縁処理された工具を使用する方法もあります。

バッテリーを外す前にメモリーバックアップを確認

補機バッテリーを外すと、車両への12V電源供給が一時的に途切れます。

そのため、車両や装着しているナビなどによっては、一部の設定や記憶内容がリセットされる場合があります。

設定を保持したい場合は、対応するメモリーバックアップ用品を使用する方法があります。

社外ナビなどを装着している場合は、バッテリーを外す前に暗証番号や再設定方法を確認しておくと安心です。

プリウス30系の補機バッテリーの外し方

プリウス30系の補機バッテリー

補機バッテリーはラゲッジルーム右側にあります。

基本的な取り外し手順は次の通りです。

  1. パワースイッチをOFFにする
  2. ラゲッジフロア・右側カバーを外す
  3. 排気ホースを外す
  4. バッテリー固定ステーを外す
  5. マイナス端子を外す
  6. プラス端子を外す
  7. 古い補機バッテリーを取り出す

1. ラゲッジ右側のカバーを外す

まず、ラゲッジフロアを開け、右側にある内装カバーを外して補機バッテリーへアクセスします。

樹脂パーツを無理に曲げたり、ツメを破損したりしないよう注意してください。

2. 排気ホースを外す

補機バッテリーには、車外へガスを排出するための排気ホースが接続されています。

バッテリーを取り出す前に、このホースを外します。

新しいバッテリー取り付け時には、排気ホースを必ず元の位置へ接続してください。

3. 固定ステーを外す

バッテリーを固定しているステーを外します。

取り付け位置や向きが分からなくならないよう、外す前に確認しておくと安心です。

4. マイナス端子を先に外す

バッテリー端子は、マイナス端子から先に外します。

マイナス端子を先に外すことで、プラス端子作業時のショートリスクを減らせます。

5. プラス端子を外す

マイナス端子を外したあと、プラス端子を取り外します。

工具がプラス端子に触れた状態で車体の金属部分へ接触しないようにしてください。

6. 補機バッテリーを取り出す

端子と固定ステー、排気ホースを外したら補機バッテリーを取り出します。

バッテリーは重量があるため、腰や指を傷めないよう慎重に持ち上げてください。

作業中はバックドアの扱いに注意

補機バッテリーを外している間は、車両の電源が使えない状態になります。

バックドアを閉めてしまうと、通常の電動ロック操作ができなくなる可能性があります。

作業が完了するまでは、むやみにバックドアを閉めない方が安全です。

万一に備えて、バックドアの手動解錠方法も取扱説明書で確認しておくと安心です。

新しい補機バッテリーの取り付け方法

取り付けは、基本的に取り外しと逆の手順です。

  1. 新しい補機バッテリーを正しい位置へ載せる
  2. 固定ステーを取り付ける
  3. プラス端子を取り付ける
  4. マイナス端子を取り付ける
  5. 排気ホースを接続する
  6. ラゲッジ内装を戻す
  7. 車両の動作確認をする

取り外しはマイナスから、取り付けはプラスからと覚えておくと分かりやすいです。

排気ホースを忘れずに接続する

プリウス30系の補機バッテリー交換で特に重要なのが、排気ホースです。

補機バッテリーはラゲッジルーム内に搭載されているため、バッテリーから発生するガスを車外へ排出する構造になっています。

新しいバッテリーを取り付ける際は、排気ホースが確実に接続されていることを確認してください。

排気口の位置が異なるバッテリーや、排気ホースを接続できない一般車用バッテリーは使用しないでください。

バッテリー端子のショートに注意

補機バッテリー交換時は、工具によるショートに注意してください。

  • 取り外しはマイナス端子から行う
  • 取り付けはプラス端子から行う
  • プラス端子と車体金属部を工具で同時に触らない
  • 指輪や金属製アクセサリーを外す
  • 端子の+・-を間違えない

不安な場合は、絶縁処理されたレンチを使用する方法もあります。

交換後はREADY表示と電装品を確認する

補機バッテリー交換後は、車両が正常に起動することを確認します。

パワースイッチを操作し、READY表示が出ることを確認してください。

あわせて、次の項目も確認します。

  • 警告灯に異常がないか
  • パワーウインドウが正常に動くか
  • オーディオ・ナビが正常に作動するか
  • 時計や設定がリセットされていないか
  • ドアロックが正常に動作するか

バッテリー脱着後に一部の設定や初期化が必要になる場合があります。

正常に動作しない機能がある場合は、取扱説明書を確認してください。

30系プリウス用補機バッテリーの選び方

購入するときは、次の項目を確認してください。

  • S34B20RまたはS46B24Rのどちらが現在装着されているか
  • R端子であること
  • プリウス30系への適合が確認されていること
  • ハイブリッド車用補機バッテリーであること
  • VRLAタイプであること
  • 排気ホースを接続できること

ケースサイズだけが同じ一般車用バッテリーを選ばないようにしてください。

プリウス用補機バッテリーはこちらです。

現在は性能ランクを上げた交換用バッテリーもある

現在の補修用ハイブリッド車バッテリーでは、従来のS34B20RやS46B24Rより性能ランクを高めた製品も販売されています。

たとえばGSユアサでは、

  • S34B20R系 → S42B20R
  • S46B24R系 → S55B24R

という新しい補修用モデルを設定しています。

ただし、性能ランクだけで判断せず、ケースサイズ・端子位置・排気構造・車種適合を確認して選んでください。

交換した補機バッテリーの処分方法

使用済みの自動車用バッテリーは、家庭ごみとして処分できません。

一般的には、次のような方法で回収してもらいます。

  • 新品を購入したカー用品店
  • バッテリー販売店
  • 整備工場
  • トヨタ販売店
  • 通販ショップの廃バッテリー回収サービス

ネット通販で購入する場合は、廃バッテリーの回収サービスがあるか事前に確認しておくと便利です。

DIYが不安なら無理に交換しない

30系プリウスの補機バッテリー交換は、一般的な12Vバッテリー交換に近い作業ですが、排気ホースや車室内搭載用バッテリーなどプリウス特有のポイントがあります。

また、プリウスには高電圧のハイブリッドシステムも搭載されています。

オレンジ色の高電圧配線や駆動用バッテリー関連部品には触れないでください。

作業に不安がある場合は、トヨタ販売店や整備工場へ依頼するのが安心です。

まとめ|プリウス30系はS34B20RまたはS46B24Rを確認する

プリウス30系(ZVW30)の補機バッテリーは、仕様によってS34B20RまたはS46B24Rが使用されています。

交換時のポイントは次の通りです。

  • 交換するのは12V補機バッテリー
  • 補機バッテリーはラゲッジ右側にある
  • S34B20RとS46B24Rの両方がある
  • 末尾はRタイプ
  • ハイブリッド車用VRLAバッテリーを使用する
  • 排気ホースを確実に接続する
  • 取り外しはマイナス端子から
  • 取り付けはプラス端子から
  • 交換後はREADY表示と電装品を確認する

30系プリウスは仕様によってバッテリーサイズが異なるため、購入前に現在装着されているバッテリー型式を確認することが最も重要です。

作業に不安がある場合は無理をせず、トヨタ販売店や整備工場などへ依頼してください。

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