ホンダの新型SUV「WR-V」は、街乗りからアウトドアまで幅広く活躍できるコンパクトSUVです。
そんなWR-Vのタイヤ交換やスタッドレス交換の際に欠かせないのが、ホイールナットの締め付けトルク。
「どれくらいの力で締めればいいの?」
「SUVだから普通車より強めに締めるの?」
この記事では、WR-Vの適正トルク値をはじめ、トルクレンチの使い方・社外ホイール装着時の注意点までわかりやすく解説します。
目次
WR-Vのホイールナット締め付けトルク
まずは、ホンダ・WR-Vのホイールナット締め付けトルクの基本値を確認しましょう。
- 型式:DG5/DG6(2024年〜)
- 推奨締め付けトルク:108N・m(11.0kgf・m)
- ネジ径:M12×P1.5
- ナット形状:60°テーパー座
この値は、フィットやフリードなど他のホンダ車と共通しています。
ホンダはほとんどの車種で108N・m前後を採用しており、WR-Vでも同様のトルクが設定されています。
タイヤ交換の際は「トルクレンチ」を使用するのがベストです。
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トルクレンチの必要性と使い方
ホイールナットの締め付けは、力任せではなく正確なトルク管理が重要です。
トルクレンチを使うことで、ナットの緩みや締めすぎによる破損を防げます。
- 緩すぎると → 走行中にナットが緩み脱輪の危険
- 強すぎると → ハブボルトが伸びて破損する恐れ
トルクレンチの使い方は簡単で、設定トルクに達すると「カチッ」と音が鳴り、それ以上力がかからなくなります。
DIYでタイヤ交換する場合は、1本持っておくと安心です。
締め付け時の手順とコツ
正しい手順で作業を行うことで、ホイールのズレや締めムラを防ぐことができます。
- ナットを手で軽く仮締めする
- 対角線順(クロス締め)で仮締め
- トルクレンチを108N・mに設定し、クロス順で本締め
- 走行後100kmを目安に再トルク確認
締め付けは、車が地面に接地した状態で行いましょう。
浮かせたまま締めると、ホイールがズレて正確に固定できません。
社外ホイール装着時の注意点
WR-Vは16〜17インチのホイールサイズに対応しています。
社外アルミホイールを装着する際は、ナット形状・座面の違いに注意しましょう。
- ホンダ純正ナット:球面座テーパー座(60°)
- 社外ホイール:テーパー座(60°)他の場合もあり
- ナットの長さ・貫通タイプにも注意
ナットの座面が合っていないと、走行中に緩みや振動が発生します。
装着前に必ずホイールメーカーの適合情報を確認してください。
Q&A:WR-Vのトルクに関するよくある質問
Q1. トルクレンチがない場合は?
A. 十字レンチでの仮締めは可能ですが、本締めは必ずトルクレンチで行いましょう。
Q2. 電動インパクトで締めてもいい?
A. 仮締めまでならOK。
最終的にはトルクレンチで本締めするのが安全です。
Q3. 冬タイヤに替えるときも同じトルク?
A. はい、基本的には同じです。
ただしホイールメーカーの指定がある場合はそちらを優先。
Q4. 増し締めは必要?
A. 走行100km後に再トルク確認を推奨。なじみによる緩みを防げます。
まとめ:WR-Vの安心トルクは108N・m
ホンダWR-Vのホイールナット締め付けトルクは、108N・m(11.0kgf・m)です。
トルクレンチで正確に管理することで、安全で快適な走行を維持できます。
- 締め付けトルク:108N・m
- ナットサイズ:19mm(M12×P1.5)
- クロス締めで均等に本締め
- 100km走行後に増し締め
DIYでタイヤ交換する方は、トルクレンチ1本で整備品質が格段にアップします。
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