「ヴィッツ130系のホイールナットは、何N・mで締めればいいの?」
「自分でタイヤ交換するときの締め付けトルクを知りたい」
3代目ヴィッツのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。
タイヤ交換では、ナットを感覚だけで強く締めるのではなく、トルクレンチを使用して規定値で管理することが重要です。
この記事では、3代目ヴィッツのホイールナット締め付けトルク、対象型式、タイヤ交換方法、作業時の注意点を紹介します。
3代目ヴィッツとは?
ヴィッツ(Vitz)は、トヨタのコンパクトカーです。
主な世代は次のとおりです。
- 初代:SCP10/NCP10系など(1999年〜2005年)
- 2代目:KSP90/SCP90/NCP90系など(2005年〜2010年)
- 3代目:KSP130/NSP130/NSP135/NCP131/NHP130など(2010年〜2020年)
この記事では、2010年に登場した3代目ヴィッツを対象にしています。
- メーカー:トヨタ
- 車名:ヴィッツ
- 主な型式:KSP130/NSP130/NSP135/NCP131/NHP130
- 販売時期:2010年〜2020年
元記事にあった「E160G」は、3代目ヴィッツの型式ではありません。
ヴィッツの締め付けトルク
3代目ヴィッツのホイールナット締め付けトルクは次のとおりです。
ホイールナット締め付けトルク:103N・m(1050kgf・cm)
タイヤ交換時は、最後にトルクレンチを使用して規定値で締め付けます。
夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換する場合も、車両側の規定トルクは同じです。
タイヤ交換に使用する工具
- トルクレンチ
- ホイールナットレンチや十字レンチ
- ジャッキ
- 輪止め
- 作業用手袋
タイヤ交換は、平坦で硬く安定した場所で行ってください。
トルクレンチで締め付けトルクを管理する

トルクレンチは、設定した締め付けトルクでホイールナットを管理するための工具です。
締め付け不足によるナットの緩みや、締めすぎによるハブボルト・ナットの損傷を防ぐために使用します。
ヴィッツでは、トルクレンチを103N・mに設定します。
トルクレンチの使い方はこちらでも紹介しています。

クリック式トルクレンチは最初のクリックで止める
クリック式トルクレンチは、設定したトルクに達すると「カチッ」という音や感触で知らせます。
最初にカチッとしたところで力を止めてください。
設定値に達すると自動的にそれ以上締まらなくなる工具ではありません。
何度もカチカチと締め続けると、必要以上に締め付ける可能性があります。
ヴィッツのタイヤ交換方法

タイヤ交換の大まかな流れは次のとおりです。
- 平坦で安全な場所へ車を停める
- パーキングブレーキをかける
- 輪止めを使用する
- ホイールナットを少し緩める
- 指定されたジャッキアップポイントへジャッキをかける
- タイヤが地面から少し浮くまで車体を上げる
- ホイールナットを外す
- タイヤを交換する
- ナットを手で仮締めする
- 車体を下ろす
- 対角線順に2〜3回に分けて締める
- 最後にトルクレンチで103N・mに仕上げる
ジャッキは、必ず車両指定のジャッキアップポイントへかけてください。
ホイールナットは最初に手で締める
ホイールを取り付けたら、最初にナットを手で回して仮締めします。
ナットのテーパー部がホイールのシート部へ軽く当たるところまで回します。
手でスムーズに入らない場合は、ナットが斜めに入っている可能性があります。
その状態で工具を使って無理に締め込まず、一度外して正しく入れ直してください。
ヴィッツは4穴ホイールが基本

3代目ヴィッツの一般的なグレードでは、4穴ホイールが採用されています。
ホイールナットは、隣同士ではなく対角線上のナットを交互に締めます。
トヨタの取扱説明書でも、ナットを2〜3回に分けて順番に締め付けるよう案内されています。
最後にトルクレンチを使用して、すべてのナットを103N・mで確認します。
純正ホイールナットのソケットサイズ
3代目ヴィッツの純正ホイールナットには、一般的に21mmのソケットを使用します。
ただし、社外ホイールや社外ナットへ変更している場合は、17mmや19mmなど別のサイズが使われていることがあります。
実際に装着されているナットを確認してください。
ナットのテーパー部を内側にする
トヨタの取扱説明書では、ホイールナットのテーパー部を内側にして取り付けるよう案内されています。
テーパー部を反対向きにすると、ホイールを正しく固定できません。
社外ホイールを使用する場合は、そのホイールに適合する座面形状のナットを使用してください。
ナットやハブボルトに油を塗らない
ホイールナットやハブボルトのネジ部には、オイルやグリースを塗らないでください。
トヨタの取扱説明書でも、ネジ部へオイルやグリースを塗らないよう注意されています。
油分が付いた状態では、必要以上に締め付けられ、ボルトやホイールを損傷する可能性があります。
油分が付着している場合は、拭き取ってから取り付けます。
インパクトレンチだけで本締めしない
インパクトレンチを使うと、ホイールナットの脱着を効率よく行えます。
ただし、インパクトレンチだけでは正確なトルク管理ができない場合があります。
最後はトルクレンチを使用して、103N・mで確認してください。
スタッドレスタイヤでも103N・m
ヴィッツにスタッドレスタイヤを装着する場合も、車両側のホイールナット締め付けトルクは103N・mです。
社外ホイールを使用する場合は、ホイールに適合したナットを使用してください。
GR系グレードはホイール仕様を確認する
3代目ヴィッツには、GR SPORTなど専用ホイールを装着するグレードもあります。
ホイールやナットが標準車と異なる仕様の場合は、実際に装着されているホイールとナットの適合を確認してください。
タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤ交換後は、ホイールナットだけでなくタイヤ空気圧も確認してください。
ヴィッツはグレードによってタイヤサイズが異なるため、指定空気圧も実車で確認するのが確実です。
指定値は、運転席ドア開口部などにあるタイヤ空気圧ラベルを確認してください。
タイヤ交換後に確認すること

タイヤ交換後は、次の項目を確認してください。
- すべてのナットを103N・mで締めたか
- 締め忘れがないか
- ナットの向きが正しいか
- ホイールに適合したナットを使用しているか
- タイヤ空気圧が適正か
- 走行時に異音や振動がないか
よくある質問
Q. 3代目ヴィッツの締め付けトルクは?
A. 103N・m(1050kgf・cm)です。
Q. 3代目ヴィッツの型式はE160G?
A. いいえ。3代目ヴィッツの主な型式はKSP130、NSP130、NSP135、NCP131、NHP130などです。
Q. 3代目ヴィッツは何年まで?
A. 日本仕様は2020年3月までです。
Q. 純正ホイールナットのソケットサイズは?
A. 21mmが一般的です。社外ナットでは異なる場合があります。
Q. スタッドレスタイヤでも103N・m?
A. 車両側の規定トルクは103N・mです。社外ホイールを使用する場合は、ナットの適合も確認してください。
まとめ|ヴィッツの締め付けトルクは103N・m
3代目ヴィッツのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。
今回のポイントは次のとおりです。
- 3代目ヴィッツは2010年〜2020年
- 主な型式はKSP130/NSP130/NSP135/NCP131/NHP130
- 締め付けトルクは103N・m
- 純正ナットは21mmソケットが一般的
- ホイールナットは最初に手で仮締めする
- 対角線順に2〜3回に分けて締める
- ナットのテーパー部を内側にする
- ナットやハブボルトに油を塗らない
- 最後はトルクレンチで103N・mに仕上げる
- タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤ交換では、感覚だけでナットを締めるのではなく、車両ごとの規定トルクを確認することが重要です。
DIYでタイヤ交換を行うときの参考にしてください。
