「CX-3のバッテリーはどれを選べばいい?」
「S-95とQ-85のどちらを買えばいいの?」
マツダCX-3は、年式やエンジン、装備によって使用するバッテリーが異なります。
そのため、CX-3用というだけでバッテリーを選ぶのではなく、型式・年式・エンジン・現在装着されているバッテリーを確認して選ぶことが重要です。
この記事では、CX-3(DK系)のバッテリーサイズ、選び方、交換時の注意点を紹介します。
マツダCX-3(DK系)

CX-3は、マツダのコンパクトSUVです。
2015年に登場し、ガソリン車・ディーゼル車、2WD・4WDなど複数の仕様があります。
主な型式には次のようなものがあります。
- DK5FW / DK5AW
- DKEFW / DKEAW
- DKLFW / DKLAW
- DK8FW / DK8AW
同じCX-3でも、年式やエンジンによって使用するバッテリーが異なるため注意してください。
CX-3のバッテリーサイズは?

※画像はCX-3ではありません。
CX-3の12Vバッテリーは、エンジンルーム内にあります。
マツダ公式の取扱説明書では、モデルによって次のような指定があります。
- SKYACTIV-G:Q-85
- SKYACTIV-D:S-95
ただし、初期モデルの取扱説明書では、i-ELOOP装備の有無によってQ-85とS-95の指定が分かれている資料もあります。
そのため、購入するときは現在車両に装着されているバッテリーの型式を確認することが最優先です。
マツダも、車両に装着されているバッテリーを確認し、同等以上の性能のものを使用するよう案内しています。
ガソリン車はQ-85、ディーゼル車はS-95が基本
比較的新しいCX-3の取扱説明書では、エンジン別に次のように指定されています。
- SKYACTIV-G 1.5 / 2.0:Q-85
- SKYACTIV-D 1.8:S-95
Q-85とS-95は、どちらもアイドリングストップ車用バッテリーです。
CX-3のi-stopを正常に作動させるためにも、指定されたアイドリングストップ対応バッテリーを使用してください。
S-95対応バッテリーはこちらです。
Q-85についてはこちらの記事も参考にしてください。

S-95とQ-85はサイズが違う
S-95とQ-85は、同じアイドリングストップ車用バッテリーですが、ケースサイズが異なります。
- Q:D23クラスのケースサイズ
- S:D26クラスのケースサイズ
S-95の方がQ-85よりケースが長いため、単純に互換品として入れ替えることはできません。
「性能が高そうだからS-95を選ぶ」といった選び方は避けてください。
車両に指定されたケースサイズを使用します。
S-95とS-95Rの違いに注意
S-95とS-95Rでは、端子の位置が異なります。
バッテリー型式の末尾にある「R」は端子配置を示します。
- S-95:Lタイプ
- S-95R:Rタイプ
CX-3でS-95が指定されている車両に、端子位置が逆のS-95Rを使用することはできません。
ケーブルが届かなかったり、無理な取り回しになったりするため、必ず端子位置を確認してください。
性能ランクが高いバッテリーは使用できる?

バッテリー型式の数字は、性能ランクを示しています。
たとえば、S-95と同じケースサイズ・端子位置を持つ上位性能のバッテリーが適合する場合があります。
ただし、数字だけ大きければ何でも装着できるわけではありません。
交換するときは、次の項目を確認してください。
- ケースサイズ
- 端子位置
- アイドリングストップ車対応
- CX-3への車種適合
- 現在装着されているバッテリー以上の性能
最終的には、バッテリーメーカーの車種別適合表で確認するのが安心です。
CX-3のバッテリー交換時の重要な注意点
CX-3にはi-stopを搭載した車両があります。
マツダでは、i-stop搭載車のバッテリー交換について、販売店での交換を案内しています。
バッテリー交換後に、車両側でバッテリー状態やi-stopに関する確認・設定が必要になる場合があるためです。
そのため、作業や設定に不安がある場合は、マツダ販売店や整備工場へ依頼するのがおすすめです。
バッテリー交換に必要な工具

自分でバッテリーを脱着する場合は、次のような工具を使用します。
- スパナ
- メガネレンチ
- ソケットレンチ
- 作業用手袋
工具がバッテリーのプラス端子と車体金属部へ同時に接触すると、ショートする危険があります。
端子周辺では特に慎重に作業してください。
絶縁処理された工具を使用する方法もあります。
バッテリーを外す前に確認すること
バッテリーを外すと、一時的に車両への電源供給が途切れます。
そのため、車両や装着している電装品によっては、設定や記憶内容がリセットされる場合があります。
社外ナビなどを装着している場合は、バッテリー脱着後に設定や暗証番号入力が必要になる可能性もあります。
メモリーを保持するためのバックアップ用品もあります。
使用する場合は、製品の取扱説明書に従って正しく接続してください。
CX-3のバッテリーの外し方
一般的な12Vバッテリーの取り外し手順は次の通りです。
- エンジンを停止し、電装品をOFFにする
- バッテリー固定ステーを外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- バッテリーを取り出す
端子は必ずマイナス側から先に外します。
プラス端子を先に外そうとすると、工具が車体金属部へ触れた際にショートする可能性があります。
バッテリーの基本的な外し方はこちらの動画でも確認できます。
動画の車両はワゴンRですが、12Vバッテリーを脱着するときの基本的な流れを確認できます。
バッテリーの取り付け方
取り付けは、基本的に取り外しと逆の手順です。
- 新しいバッテリーを正しい向きで載せる
- 固定ステーを取り付ける
- プラス端子を取り付ける
- マイナス端子を取り付ける
- 端子や固定ステーの緩みがないか確認する
取り外すときはマイナスから、取り付けるときはプラスからと覚えておくと分かりやすいです。
交換後は車両の状態を確認する
バッテリー交換後は、エンジンが正常に始動することを確認します。
あわせて、次のような項目を確認してください。
- エンジンが正常に始動するか
- 警告灯が異常表示していないか
- パワーウインドウが正常に作動するか
- ナビやオーディオが正常に作動するか
- 時計などの設定がリセットされていないか
- i-stopが正常に作動するか
バッテリー交換後にi-stopが正常に作動しない場合や警告表示が出る場合は、自己判断で作業を続けず、マツダ販売店へ相談してください。
パワーウインドウの初期設定が必要な場合
バッテリーを外したあと、車両の状態によってはパワーウインドウなどの初期設定が必要になる場合があります。
以前と動作が異なる場合は、その車両の取扱説明書に記載されている初期設定方法を確認してください。
年式によって操作方法が異なる可能性があるため、一律に「全開→全閉→2秒保持」と決めつけない方が安全です。
CX-3のバッテリーは何年で交換?

バッテリーの寿命は、使用環境や走行距離、使用頻度によって変わります。
マツダのメンテナンス資料では、i-stop車用バッテリーについて定期点検で状態を確認し、24〜36か月が交換時期の目安として案内されている資料があります。
ただし、3年たったら必ず交換という意味ではありません。
次のような状態がある場合は、バッテリー点検をおすすめします。
- 使用年数が長くなっている
- エンジン始動時の反応が弱くなった
- i-stopが以前より作動しにくい
- バッテリーテスターで性能低下を指摘された
- 一度バッテリー上がりを起こした

年数だけでなく、バッテリーの状態を点検して判断するのが安心です。
CX-3のバッテリーを購入するときのポイント
CX-3用バッテリーを購入するときは、次の項目を確認してください。
- 車両型式
- 年式
- ガソリン車・ディーゼル車
- 現在装着されているバッテリー型式
- Q-85またはS-95などのケースサイズ
- 端子位置
- アイドリングストップ車対応
「CX-3用」と書かれている商品でも、すべてのCX-3へ装着できるわけではありません。
特にS-95とQ-85はケースサイズが異なるため、購入前の確認が重要です。
S-95対応品はこちらです。
交換したバッテリーの処分方法
使用済みの自動車用バッテリーは、家庭ごみとして処分できません。
一般的には、次のような方法があります。
- 購入したカー用品店で回収してもらう
- 整備工場やディーラーへ相談する
- バッテリー販売店へ持ち込む
- 通販ショップの廃バッテリー回収サービスを利用する
ネット通販では、新品購入時に使用済みバッテリーを返送できるサービスを用意している店舗もあります。
購入前に回収方法まで確認しておくと交換後に困りません。
自分で交換するときに役立つアイテムはこちらです。
まとめ|CX-3は年式・エンジンによってバッテリーが異なる
CX-3のバッテリーは、すべて同じではありません。
比較的新しいモデルのマツダ公式取扱説明書では、次のように指定されています。
- ガソリン車(SKYACTIV-G):Q-85
- ディーゼル車(SKYACTIV-D):S-95
ただし、初期モデルでは装備によって指定が異なる資料もあるため、最終的には現在装着されているバッテリーと車両の取扱説明書を確認してください。
また、Q-85・S-95はi-stop用バッテリーです。
マツダではi-stop搭載車のバッテリー交換を販売店で行うよう案内しているため、交換後の設定などに不安がある場合はDIYせず、マツダ販売店や整備工場へ依頼するのがおすすめです。
バッテリーを自分で脱着する場合は、端子のショートや取り付け間違いに十分注意してください。