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VOXY・ハイブリッドのバッテリーサイズ、交換方法や価格は?

VOXY・ハイブリッドのバッテリーサイズ、交換方法や価格は?

「80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーは何を選べばいいの?」

「LN2ならどのバッテリーでも使える?」

「自分で交換するときは、どこに注意すればいい?」

80系ヴォクシーハイブリッド(ZWR80G/ZWR80W)の補機バッテリーは、LN2です。

ただし、ハイブリッド車の補機バッテリーはラゲージルーム内に搭載されているため、サイズだけでなく排気ホースを正しく接続できるバッテリーを選ぶことが重要です。

また、補機バッテリーを取り外すと、一部の設定や学習値がリセットされる場合があります。

この記事では、80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーサイズ、設置場所、選び方、交換方法、排気ホース、交換後の注意点を紹介します。

目次

80系ヴォクシーハイブリッドとは?

80系ヴォクシー

ヴォクシーは、トヨタのミニバンです。

この記事で扱うのは、3代目の80系ヴォクシーハイブリッドです。

  • 車名:トヨタ ヴォクシー ハイブリッド
  • 型式:ZWR80G/ZWR80W
  • エンジン:2ZR-FXE 1.8L
  • 販売時期:2014年〜2022年

ZWR80Gだけでなく、ワイドボディのZWR80Wも補機バッテリーはLN2が使用されています。

ガソリン車のZRR80/ZRR85系とはバッテリー規格が異なるため、間違えないよう注意してください。

ハイブリッド車には2種類のバッテリーがある

自動車用バッテリー

ヴォクシーハイブリッドには、大きく分けて2種類のバッテリーがあります。

  • 駆動用バッテリー
  • 12V補機バッテリー

駆動用バッテリーは、ハイブリッドシステムのモーターを動かすための高電圧バッテリーです。

今回交換するのは、車両の電装品やハイブリッドシステムの起動に使用する12V補機バッテリーです。

この記事は、高電圧の駆動用バッテリーを交換する内容ではありません。

80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーはLN2

80系ヴォクシーハイブリッドの新車搭載補機バッテリーは、LN2です。

GSユアサのヴォクシーHV/ノアHV向け技術資料でも、ZWR80G・2ZR-FXEの搭載バッテリーはLN2とされています。

購入前には、現在装着されているバッテリーの表示も確認してください。

LN2とは?

LN2は、日本車でも採用が増えているEN規格のバッテリーサイズです。

一般的なLN2の外形寸法は、おおよそ次のサイズです。

  • 長さ:約242mm
  • 幅:約175mm
  • 高さ:約190mm

ただし、「LN2と書いてあるから何でも使える」と判断するのは避けてください。

ヴォクシーハイブリッドへの車種適合や排気構造を確認する必要があります。

補機バッテリーの場所はラゲージルーム

80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーは、エンジンルームではありません。

ラゲージルームのデッキボード下に搭載されています。

バッテリーへアクセスするには、デッキボードやサービスホールカバーなどを取り外します。

ガソリン車はエンジンルーム側にバッテリーがあるため、構造が大きく異なります。

車内搭載なので排気ホースが重要

ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーには、バッテリーから発生するガスを車外へ逃がすためのバッテリーホースが接続されています。

GSユアサの技術資料では、交換時にバッテリーホースを外し、新しいバッテリーへ確実に取り付けるよう案内されています。

また、ホースを接続していない側の排気穴には、排気穴栓を取り付けます。

補機バッテリーが車内にあるため、排気ホースへの対応は非常に重要です。

「排気ホースなしでもOK」と考えない

元記事では「市販品では排気のないバッテリーもあります」としていましたが、この表現は削除した方が安全です。

80系ヴォクシーハイブリッドでは、車両側にバッテリーホースが設けられています。

補機バッテリーを購入するときは、次の点を確認してください。

  • LN2サイズ
  • ZWR80G/ZWR80Wへの適合
  • 車内搭載に対応していること
  • 排気ホースを接続できること
  • 反対側の排気穴をふさげること

バッテリーは何年で交換する?

補機バッテリーは消耗品ですが、「必ず3年で交換」と決まっているわけではありません。

使用期間だけではなく、車の使用頻度や走行状況、駐車期間などによって状態は変わります。

次のような場合はバッテリー点検を検討してください。

  • 長期間バッテリーを交換していない
  • 車に乗る頻度が少ない
  • 短距離走行が多い
  • 長期間駐車することが多い
  • バッテリーテスターで性能低下が出た
バッテリーテスターで点検

ハイブリッド車の補機バッテリーは、一般的なガソリン車のようにスターターモーターを直接回すことが主目的ではありません。

そのため、バッテリーが弱っていても「セルの回りが遅い」という症状で気付きにくいことがあります。

補機バッテリー交換前の注意点

作業前は、車両が完全に停止していることを確認します。

  • 安全な平坦な場所へ停車する
  • シフトをPにする
  • パーキングブレーキをかける
  • パワースイッチをOFFにする
  • READY表示が消えていることを確認する
  • ライトや電装品をOFFにする

ハイブリッド車はエンジン音がしていなくても、READY状態では走行できる状態です。

エンジンが止まっているかではなく、READY表示が消えていることを確認してください。

バッテリー交換に使用する工具

バッテリー交換のイメージ

※画像はヴォクシーの実際の補機バッテリー位置ではありません。

  • スパナまたはレンチ
  • ソケットレンチ
  • 作業用手袋
  • 必要に応じて絶縁処理された工具

補機バッテリー端子には工具を使用します。

プラス端子と車体金属部分へ工具が同時に触れるとショートする可能性があるため注意してください。

バッテリーを外すと設定が消える場合がある

補機バッテリーのマイナスターミナルを外すと、時計や車両コンピューターなどに保存されている情報の一部が消去される場合があります。

ナビの盗難防止機能を設定している場合は、再起動時に暗証番号が必要になることもあります。

作業前に、ナビや車両設定の状態を確認しておくと安心です。

メモリーバックアップを使用する場合

時計や一部の設定を残すため、メモリーバックアップを使用する方法もあります。

ただし、メモリーバックアップ使用中は車両側へ電気が供給された状態になります。

ショートなどのリスクもあるため、使用する場合は製品の取扱説明書に従って慎重に作業してください。

80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーの外し方

GSユアサの技術資料をもとにすると、基本的な取り外しの流れは次のとおりです。

  1. パワースイッチ・ライトをOFFにする
  2. ラゲージルームのデッキボードを外す
  3. バッテリーサービスホールカバーを外す
  4. ラゲージコンパートメント側のカバーを外す
  5. マイナスターミナルを外す
  6. プラス端子側のカバーを開ける
  7. プラスターミナルを外す
  8. バッテリー固定金具を外す
  9. バッテリーホースを外す
  10. 補機バッテリーを取り出す

端子を取り外すときは、マイナス側から先に外します。

なぜマイナス端子から外す?

車体の金属部分は補機バッテリーのマイナス側につながっています。

プラス端子を先に外そうとしているときに工具が車体へ触れると、ショートする危険があります。

マイナスターミナルを先に外すことで、そのリスクを減らせます。

バッテリーの取り付け方法

新しい補機バッテリーは、基本的に取り外しと逆の手順で取り付けます。

  1. LN2バッテリーを正しい向きに設置する
  2. バッテリーホースを取り付ける
  3. 反対側の排気穴へ排気穴栓を取り付ける
  4. バッテリー固定金具を取り付ける
  5. プラスターミナルを取り付ける
  6. マイナスターミナルを取り付ける
  7. サービスホールカバーなどを元へ戻す
  8. デッキボードを元へ戻す

端子を取り付けるときは、プラス側から先に接続します。

バッテリー固定部と端子の締め付けトルク

GSユアサのZWR80G向け技術資料では、次の締め付け値が示されています。

  • バッテリー固定金具のボルト:7.2N・m
  • プラスターミナルナット:5.4N・m
  • マイナスターミナルナット:5.4N・m

締め付け不足だけでなく、必要以上の締め付けにも注意してください。

排気ホースをねじらない

補機バッテリーを取り付けるときは、バッテリーホースをねじらないように取り付けます。

また、ホースを接続していない側の排気穴には排気穴栓を取り付けます。

作業後は次の点を確認してください。

  • 排気ホースが抜けていない
  • ホースが折れていない
  • ホースがねじれていない
  • 反対側の排気穴がふさがれている

プリウスの交換動画は参考程度に

ハイブリッド車の補機バッテリー交換の基本的な考え方はこちらの動画でも確認できます。

動画はプリウスのため、ヴォクシーとはバッテリー位置や内装の外し方が異なります。

端子を外す順番などの参考として確認してください。

バッテリー交換後は初期化・学習が必要になる場合がある

80系ヴォクシーハイブリッドは、補機バッテリーを取り外したあとに、車両の一部機能で初期化や学習が必要になる場合があります。

GSユアサの技術資料では、次の項目が挙げられています。

  • ISC学習
  • パワースライドドアシステム
  • バックドアオープナー
  • エアコンのサーボモーター
  • パワーウインドウの挟み込み防止機能

このうちISC学習やエアコンのサーボモーター初期化では、診断機を使用する手順が案内されています。

そのため、補機バッテリー交換後の初期化まで含めると、すべての作業をDIYだけで完結できない場合があります。

パワースライドドアが動かない場合

補機バッテリーを切り離したあと、パワースライドドアの初期化が必要になる場合があります。

GSユアサの技術資料では、スライドドアを閉じた状態でバッテリーを切り離した場合を除き、一度スライドドアを手動で全開にする手順が案内されています。

作動しない場合は、無理に電動操作を繰り返さず、取扱説明書や整備情報を確認してください。

パワーウインドウの簡易的な「全開→全閉」だけではない

元記事では、「全開→全閉→2秒保持」という簡単な設定例を掲載していました。

しかし、80系ヴォクシーについてGSユアサの技術資料では、挟み込み防止機能が正常に作動しない場合に、全閉保持・全開保持・再度全閉保持という、より具体的な初期化手順が案内されています。

そのため、元記事の簡単な手順だけを一律に掲載するのは避けた方が安全です。

交換後にAUTO機能や挟み込み防止機能が正常に動かない場合は、車両の取扱説明書やトヨタ販売店で確認してください。

交換後に確認すること

補機バッテリー交換後は、次の項目を確認してください。

  • ハイブリッドシステムがREADYになるか
  • 警告灯が異常点灯していないか
  • パワースライドドアが正常に動くか
  • パワーウインドウが正常に動くか
  • バックドアオープナーが作動するか
  • エアコンが正常に作動するか
  • ナビや時計などの設定

異常がある場合や初期化が完了できない場合は、トヨタ販売店や整備工場へ相談してください。

DIY交換に不安がある場合は整備工場へ

80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリー交換は、一般的なエンジンルーム内のバッテリー交換より作業工程が多いです。

  • ラゲージルーム内にバッテリーがある
  • 複数の内装カバーを外す
  • 排気ホースがある
  • 交換後に初期化・学習が必要になる場合がある

特に診断機が必要な学習作業まで考えると、作業に不安がある場合はトヨタ販売店やハイブリッド車に対応した整備工場へ依頼するのがおすすめです。

80系ヴォクシーHVの補機バッテリー価格

LN2バッテリーの価格は、メーカー、容量、性能、保証内容、購入場所によって異なります。

以前の記事では約12,000円からとしていましたが、販売価格は時期によって変動するため、購入時に最新価格を確認してください。

ネット通販で購入するときは、価格だけでなく次の項目を確認してください。

  • ZWR80G/ZWR80Wへの適合
  • LN2規格
  • 車内搭載への対応
  • 排気ホースが接続できること
  • 保証内容
  • 廃バッテリー回収サービス

ガソリン車用バッテリーと間違えない

80系ヴォクシーには、ハイブリッド車のほかにガソリン車があります。

ガソリン車ではS-85など、ハイブリッド車のLN2とは異なるバッテリーが使用されています。

「80系ヴォクシー用」という商品名だけで購入せず、ZWR80G/ZWR80Wハイブリッド用か確認してください。

使用済みバッテリーの処分方法

交換した補機バッテリーは、通常の家庭ごみとして処分できない地域が多いです。

次のような場所で回収してもらえる場合があります。

  • カー用品店
  • 自動車整備工場
  • バッテリー販売店
  • ネット通販の廃バッテリー回収サービス

回収料金や条件は店舗によって異なるため、購入前に確認してください。

通販で購入する場合は、使用済みバッテリーの返送サービスがあるか確認しておくと便利です。

よくある質問

よくある疑問

Q. 80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーサイズは?

A. ZWR80G/ZWR80WはLN2です。

Q. 補機バッテリーはどこにある?

A. ラゲージルームのデッキボード下にあります。ガソリン車のようにエンジンルーム内ではありません。

Q. LN2なら何でも使える?

A. LN2サイズだけで判断せず、ZWR80G/ZWR80Wへの車種適合と車内搭載用の排気ホース接続に対応しているか確認してください。

Q. 排気ホースは取り付ける必要がある?

A. はい。交換後はバッテリーホースを新しい補機バッテリーへ接続し、使用しない側の排気穴には栓を取り付けます。

Q. バッテリーを外す順番は?

A. マイナス端子から外します。取り付けるときはプラス端子から接続します。

Q. 交換後に設定は必要?

A. 車両状態によってISC学習、パワースライドドア、パワーウインドウなどの初期化や確認が必要になる場合があります。

Q. 自分で交換できる?

A. 補機バッテリーの脱着自体はDIY可能ですが、ラゲージ内装の脱着、排気ホース、交換後の学習作業があります。診断機が必要になる作業もあるため、不安な場合は整備工場へ依頼してください。

まとめ|80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーはLN2

80系ヴォクシーハイブリッド ZWR80G/ZWR80Wの補機バッテリーは、LN2です。

  • ZWR80G/ZWR80WともLN2
  • 補機バッテリーはラゲージルーム内
  • 車内搭載のため排気ホースが重要
  • 排気ホースを接続していない側は排気穴栓でふさぐ
  • 取り外しはマイナス端子から
  • 取り付けはプラス端子から
  • 交換後に初期化・学習が必要になる場合がある
  • 一部の学習では診断機を使用する
  • ガソリン車用バッテリーとは異なる

特に重要なのは、LN2というケースサイズだけで選ばないことです。

80系ヴォクシーハイブリッドへの適合と、排気ホースを正しく接続できることを確認してから購入してください。

80系ヴォクシーハイブリッド対応の補機バッテリーはこちら。

DIY作業を行う方は、工具も準備しておくと作業しやすいです。

ヴォクシーの関連作業はこちら。

⇒ ヴォクシーのタイヤ空気圧

⇒ ヴォクシーのホイールナット締め付けトルク

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