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ムーヴ LA100S/LA110Sのフロントワイパーアームの外し方|固い時の対処法

フロントワイパーアームの外し方

「ムーヴ LA100S/LA110Sのフロントワイパーアームはどうやって外す?」

「ナットを外してもワイパーアームが抜けない」

「ワイパーアームを塗装・交換したい」

ダイハツ・ムーヴ LA100S/LA110Sのフロントワイパーアームは、根元のナットを外して取り外すことができます。

ただし、ワイパーアームは車両側のスプライン部分にしっかり固定されているため、ナットを外しただけでは抜けないことがあります。

今回は、実際のムーヴカスタム LA100Sでフロントワイパーアームを取り外したので、写真付きで手順と注意点を紹介します。

目次

ムーヴ LA100S/LA110Sとは?

ダイハツ ムーヴカスタム LA100S

今回作業したのは、5代目ダイハツ・ムーヴカスタムです。

  • メーカー:ダイハツ
  • 車名:ムーヴ/ムーヴカスタム
  • 型式:LA100S/LA110S
  • 販売期間:2010年12月〜2014年12月
  • 今回の作業車:2011年式

LA100Sは2WD、LA110Sは4WDです。

この記事の作業写真は、実際に作業したLA100S系を基準にしています。

フロントワイパーアームとは?

ムーヴ LA100Sのフロントワイパーアーム

フロントワイパーアームは、ワイパーブレードと車両側のワイパーリンクをつなぐ部品です。

通常のワイパーゴム交換やワイパーブレード交換では、アームそのものを外す必要はありません。

ワイパーアームを取り外すことがあるのは、主に次のような作業です。

  • ワイパーアームの交換
  • サビたワイパーアームの塗装
  • カウルトップ周辺の作業
  • ワイパーリンク周辺の整備

今回の車両では、ワイパーアームの塗装劣化やサビが気になったため、一度取り外しました。

使用した工具

今回の実車では、主に次の工具を使用しました。

  • 12mmソケットまたはレンチ
  • ラチェット
  • 必要に応じて内装はがし
  • マスキングテープ
  • 必要に応じてワイパーアームプーラー

12mmは今回作業した車両のワイパーアーム固定ナットに使用した工具サイズです。

中古車では部品が交換されている可能性もあるため、作業前に実物へ工具を合わせて確認してください。

ワイパーアームを外す前に位置を記録する

ワイパーアームを外す前に、最も重要なのが元の停止位置を記録しておくことです。

ムーヴ LA100Sのワイパー停止位置

ワイパーアームは、取り付ける角度が1山ずれるだけでも停止位置や作動範囲が変わります。

取り外す前に次の方法で位置を記録しておくと安心です。

  • 写真を撮る
  • フロントガラスへマスキングテープを貼る
  • ワイパーブレード先端位置を目印にする

「だいたいこの位置」と記憶だけに頼らず、目印を残しておくのがおすすめです。

ムーヴ LA100Sのフロントワイパーアームの外し方

基本的な作業の流れは次のとおりです。

  1. ワイパーを通常の停止位置にする
  2. 停止位置をマーキングする
  3. ワイパーアーム根元のキャップを外す
  4. 固定ナットを緩める
  5. アームをスプライン部から外す
  6. ワイパーアームを取り外す

1. ワイパーを通常の停止位置にする

作業前にワイパースイッチを操作し、ワイパーを通常の停止位置へ戻します。

途中で止まった位置のまま取り外さないよう注意してください。

エンジン・電源をOFFにしてから作業します。

2. ワイパーアーム根元のキャップを外す

ワイパーアームの根元には、固定ナットを隠す黒いキャップがあります。

ムーヴ LA100Sのワイパーアーム根元キャップ

今回の車両では、キャップを手でつまんで持ち上げると外せました。

外しにくい場合は、細い樹脂製内装はがしなどを使用します。

キャップは樹脂製なので、金属工具で強くこじると傷や破損につながる可能性があります。

3. ワイパーアーム固定ナットを緩める

キャップを外すと固定ナットが見えます。

ムーヴ LA100Sのワイパーアーム固定ナット

今回の車両では、12mmソケットを使用しました。

12mmソケットでワイパーアーム固定ナットを緩める

通常の右ねじなので、反時計方向へ回して緩めます。

ナットやワッシャーを落とさないよう注意してください。

4. ナットを完全に外す前にアームを緩める方法もある

ワイパーアームが固着している場合は、固定ナットを数山残した状態でアームを緩める方法もあります。

ナットを完全に外してから強く引っ張ると、突然アームが外れて手や車体に当たる可能性があります。

固着していそうな場合は、ナットを少し残して安全を確保してからアームを揺すります。

5. ワイパーアームをスプラインから外す

固定ナットを緩めても、ワイパーアームがすぐに外れないことがあります。

これは、ワイパーアームと車両側シャフトのスプライン部分が強くかみ合っているためです。

まずはワイパーアームを根元付近で持ち、左右・上下へ小さく揺するようにして固着を緩めます。

ムーヴのワイパーアームを緩める作業

今回の実車では、アームへ軽く振動を与えながら引き上げることで外れました。

ムーヴのワイパーアームを取り外す

強く叩いたり、フロントガラス方向へ工具をこじったりするのは避けてください。

固くて外れないときはワイパーアームプーラーを使う

年数が経過した車両では、ワイパーアームがシャフトへ固着していることがあります。

手で揺すっても外れない場合は、専用のワイパーアームプーラーを使う方法があります。

プーラーを使用すると、シャフトへまっすぐ力をかけてアームを引き抜きやすくなります。

ハンマーなどで強く叩いて外すより、車両やワイパーリンクへの負担を抑えやすい方法です。

無理に外そうとして次の部分を傷めないよう注意してください。

  • フロントガラス
  • ワイパーアーム
  • ワイパーモーター
  • リンク機構
  • ワイパーシャフト

ワイパーアームを外した状態

取り外したムーヴ LA100Sのワイパーアーム

ワイパーアーム裏側の取り付け部分には、細かい溝があります。

この溝がスプラインです。

車両側にもスプラインがある

ムーヴ LA100Sのワイパーシャフト

車両側のワイパーシャフトにも細かい溝があります。

ワイパーアームとこのシャフトがかみ合うことで、モーターの動きがワイパーへ伝わります。

取り付ける前に、スプライン部分へ大きな汚れやサビがないか確認してください。

ワイパーアームの取り付け方

ムーヴ LA100Sのワイパーアーム取り付け

取り付けは、基本的に取り外しと逆の手順です。

  1. ワイパーモーターが停止位置にあることを確認する
  2. 取り外し前のマーキング位置にアームを合わせる
  3. スプラインへアームを差し込む
  4. 固定ナットを取り付ける
  5. キャップを元に戻す
  6. 作動確認する

最も重要なのは、取り外す前と同じ停止位置へ戻すことです。

ワイパーアームの位置がずれるとどうなる?

スプラインの位置がずれた状態で取り付けると、ワイパーの作動範囲が変わります。

位置が大きくずれると、次のようなトラブルにつながる可能性があります。

  • ワイパーがカウルトップへ当たる
  • フロントガラス端へ当たる
  • 左右ワイパーが干渉する
  • 停止位置が高すぎる
  • 拭き取り範囲が変わる

取り外し前のマーキングに合わせて取り付けてください。

取り付け直後はいきなりワイパーを高速作動させない

取り付けが終わったら、最初から高速でワイパーを作動させるのではなく、まず位置を確認します。

可能であればウォッシャー液などでガラスを濡らし、低速または間欠作動で確認します。

次の点をチェックしてください。

  • 元の位置に停止するか
  • 左右のワイパーが干渉しないか
  • ガラスの外へ出ないか
  • カウルトップへ当たらないか
  • 異音がしないか

異常がある場合はすぐ停止し、アーム位置を調整してください。

フロントガラスを保護して作業する

ワイパーアームを起こした状態で作業するときは、ガラスへ勢いよく倒れないよう注意してください。

ブレードを外している状態で金属製のワイパーアームがガラスへ当たると、フロントガラスを傷付けたり割ったりする可能性があります。

必要に応じて、ガラス面へ厚手のタオルなどを置いて保護すると安心です。

サビたワイパーアームを塗装する場合

LA100S/LA110Sは年数が経過しているため、ワイパーアームの塗装が剥がれたり、表面にサビが出たりすることがあります。

塗装する場合は、アームを取り外した状態の方が作業しやすいです。

基本的には次の流れで作業します。

  1. 汚れを落とす
  2. サビや古い塗膜を処理する
  3. 脱脂する
  4. 必要に応じて下地処理する
  5. 薄く数回に分けて塗装する
  6. 十分に乾燥させる
  7. 車両へ取り付ける

塗料がワイパーゴムやフロントガラスへ付着しないよう、車両から外して塗装する方が作業しやすいです。

ワイパーゴム交換ならアームを外す必要はない

ワイパーゴムやワイパーブレードを交換するだけなら、通常はワイパーアームそのものを車両から外す必要はありません。

ワイパーアームを起こし、ブレードや替えゴムを取り外して交換できます。

今回のように、アーム自体の塗装・交換やカウルトップ周辺の整備をするときにワイパーアームを取り外します。

ワイパーアームの外し方を動画で確認

実際の作業はこちらの動画でも確認できます。

動画は今回作業したムーヴカスタム LA100系です。

中古車では部品交換歴などによって状態が異なる場合があるため、実車を確認しながら作業してください。

よくある質問

よくある疑問

Q. ムーヴ LA100Sのワイパーアーム固定ナットは何mm?

A. 今回作業した2011年式LA100系では12mmのソケットを使用しました。

Q. ナットを外してもワイパーアームが取れないのはなぜ?

A. ワイパーアームとシャフトのスプライン部分が固着している可能性があります。まず小さく揺すり、それでも外れない場合はワイパーアームプーラーの使用を検討してください。

Q. ハンマーで叩いて外してもいい?

A. 強く叩く方法はおすすめしません。ワイパーシャフトやリンク、フロントガラスなどを傷める可能性があります。

Q. 取り外す前にマーキングは必要?

A. おすすめです。元の停止位置を残しておくことで、取り付け時の位置ずれを防ぎやすくなります。

Q. ワイパーゴム交換でもアームを外す?

A. 通常は必要ありません。ゴムやブレードだけ取り外して交換できます。

Q. LA110Sも同じ?

A. LA100S/LA110Sは同世代ですが、この記事の作業写真はLA100系の実車です。細かな仕様は実車を確認してください。

まとめ|ムーヴ LA100Sのワイパーアームは位置を記録してから外す

ムーヴ LA100S/LA110Sのフロントワイパーアームを外す基本的な流れは次のとおりです。

  • ワイパーを通常の停止位置へ戻す
  • 取り外す前に位置をマーキングする
  • 根元の黒いキャップを外す
  • 固定ナットを緩める
  • アームを小さく揺すってスプラインから外す
  • 固着時は無理に叩かずプーラーも検討する
  • 取り付け時は元の位置へ正確に戻す
  • 最後に低速で作動確認する

特に重要なのは、取り外す前のワイパー停止位置を記録しておくことです。

アーム位置がずれると作動範囲も変わるため、写真やマスキングテープを使って目印を残してから作業してください。

DIY作業をする方はこちらの工具も便利です。

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