今回は、MOVEカスタム(LA110型)のHIDバーナー(D4タイプ)を交換する手順を詳しく解説します。
特に初心者の方にも分かりやすいよう、写真やコツを交えてご説明します。
HIDを交換する車

- メーカー:ダイハツ
- 車名:ムーブカスタム MOVE
- 型式:LA110・100系
- 年式:平成23年
<使用する工具>
- 新しいHIDバーナー(D4タイプ)
- 手袋
- 小型の鏡(作業時の確認用)
- ドライバー(必要に応じて)
- ソケットレンチ(必要に応じて)
作業時は、破損や怪我に注意してください。
交換のきっかけ

片側のHIDバーナーが切れてしまったため、交換を実施しました。
切れる前からチラついたり、赤みを帯びた光になっていたので、バルブの寿命です。
取扱説明書にはHIDバーナーの交換方法は記載されておらず、交換は危険であるとされていますが、適切な手順を守れば自分で交換することも可能です。
自分で交換する方は、細心の注意を払い、慎重に行ってください。自信のない方は専門店に相談してください。
用意したHID

ムーブカスタム MOVE(型式:LA110・100系)の平成23年式のHIDバルブはD4形状(D4S)です。
用意したのはD4Cで、D4S、D4Rの両方に対応します。
バルブ形状は、D2ではないため注意が必要です。※年式、型式でも変わる場合があります。
必ず、車に適合するHIDバルブを選ぶ必要があります。
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交換手順

エンジンルームのヘッドライトの後ろにアクセスして、HIDバルブの交換を行います。
後方のスペースはやや狭めなので、慎重に作業を行う必要があります。
1. 灰色のカバーを外す

まずエンジンルームを開け、ヘッドライトユニット裏側にある灰色のカバーを見つけます。
このカバーを外しますが、黒いポッチの中央を押して、ピンを外し、右側のフックをマイナスドライバーなどで解除し外します。
慎重に外してください。
2. 黒いコネクターを外す

灰色のカバーを外すと、バーナーに接続されている黒いコネクターが見えます。
黒いコネクターを慎重に引き抜きます。
3. バラストを外す

黒いコネクターを外した後、蓋と一体化しているバラストも取り外します。
蓋は半時計方向へ回すことで外すことができます。
この工程では、力が必要ですが、破損しないようにゆっくりと作業してください。
4. ソケットを外す

HIDバーナーを取り付けているソケットを外します。
ここからの作業では、直接目視できないため、手探りで進めます。
ソケットを少し押しながら、回して外します。
目で確認したい方は、ミラーを使用するといいです。
カバー(バラスト)とソケットは繋がっています。コネクタを外すとカバーとソケットが取り出せます。
5. バーナーを固定しているピンを外す

HIDバーナーを固定している金属ピンを外します。
この際、ピンを破損しないよう注意してください。
手探りで、力をかけるコツがあるので、ピンの形状を把握して行ってください。
今回、なかなか外れなかったので、バンパーを外して、ヘッドライトを外して交換しました。
6. HIDバーナーを取り外し、新しいバーナーを取り付ける

純正バーナー(PHILIPS製)を取り外します。
次に、新しいバーナーを指紋を付けないよう慎重に取り付けます。
バルブの土台には切り欠きがあるので、位置合わせをして取り付け、ピンで固定します。
7. 取り外した部品を元に戻す
取り外した順序とは逆に、部品を元に戻します。
特にコネクターやカバーの固定が甘くならないよう、確実に装着してください。
バンパーとヘッドライトの取り外し

最終的には、フロントバンパーを外して、ヘッドライトも取り外して交換を行いました。
バンパーを外さずに作業することも可能ですが、狭いスペースで手探りの作業になるため、手こずるとかなり時間が掛かります。
可能であれば、バンパーを取り外して作業を行うことで、作業効率が大幅に向上します。
バンパーは、タイヤハウス周りのクリップ、下部、バンパー上部のクリップやネジを外します。
ヘッドライトは、4箇所(片側)ほどで固定されているので、慎重に外してください。
以下のようなアイテムで学ぶのもいいです。
作業のポイント

安全第一:HIDバーナーの取り扱いには注意が必要です。
交換作業中は必ずエンジンをオフにし、バッテリー端子を外すことを推奨します。
部品の保管:取り外した部品は無くさないよう、一箇所にまとめて置いておきましょう。
新品バーナーの取り扱い:素手で触れると故障の原因になります。必ず手袋を着用してください。
まとめ

MOVEカスタム(LA110型)のHIDバーナー交換は、手順を守れば自分で行うことが可能です。
しかし、作業に不安がある場合は、専門の業者や整備工場に依頼するのも選択肢の一つです。
作業する方は、慎重に行ってください。
このようなアイテムで交換方法を学ぶのも良いです。
ムーヴカスタムLA100系の取り付け関連はこちら
⇒ ムーヴカスタムLA100系の取付
パーツ取付け、車いじり、DIY作業の参考になればと思います。
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