「ムーヴカスタム LA100S/LA110Sのエンジンオイルは、どの粘度を選べばいいの?」
「NA車とターボ車でオイルは違う?」
エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑や冷却、洗浄などを行う重要な消耗品です。
ムーヴ LA100S/LA110SにはNA車とターボ車があり、エンジン仕様によって選ぶオイルが異なる場合があります。
この記事では、ムーヴカスタム LA100S/LA110Sのエンジンオイル粘度、交換量、オイルフィルター交換時の注意点を紹介します。
ムーヴ LA100S/LA110Sのエンジンオイル
エンジンオイルには、エンジン内部の金属部品を滑らかに動かす「潤滑」のほかにも、さまざまな役割があります。
- 潤滑
- 冷却
- 洗浄
- 密封
- 防錆
エンジンに適していない粘度や規格のオイルを使用すると、本来の性能を発揮できない可能性があります。
オイル交換では、車両に適合した粘度・規格を確認することが重要です。
今回オイル粘度を確認する車

- メーカー:ダイハツ
- 車名:ムーヴカスタム
- 型式:LA100S/LA110S
- 作業車の年式:平成23年(2011年)
5代目ムーヴのLA100Sは2WD、LA110Sは4WDに設定されています。
また、NAエンジンとターボエンジンがあります。
オイル交換に使用する工具
下抜きでエンジンオイルを交換する場合は、次のような工具を使用します。
- レンチ
- オイルジョッキ
- 廃油受け・廃油処理箱
- フィルターレンチ(オイルフィルター交換時)
- 耐油手袋
エンジンオイルを上抜きで交換したい場合はこちらの記事も参考にしてください。

エンジンオイルの粘度とは?

エンジンオイルには「0W-20」「5W-30」といった粘度表示があります。
例えば5W-30の場合、Wの前にある「5」は低温時の粘度特性を示しています。
数値が小さいほど、低温時に流動しやすいオイルです。
後ろの「30」は、高温時の粘度特性を示しています。
エンジンオイルは、粘度だけでなくAPIなどの品質規格も確認して選びます。
ムーヴ LA100S/LA110Sのオイル粘度
ムーヴ LA100S/LA110Sには、NA車とターボ車があります。
NA車(KF-VE)
- 型式:LA100S/LA110S
- エンジン:KF-VE
- オイル粘度:0W-20、5W-30など適合する指定粘度を確認
- オイル交換量:約2.7L
- オイル+フィルター交換:約2.9L
NA車では、年式や仕様によって0W-20や5W-30が使用される資料があります。
最終的には、実車の取扱説明書やメンテナンスノートに記載されている指定粘度を優先してください。
ターボ車(KF-DET)
- 型式:LA100S/LA110S
- エンジン:KF-DET(ターボ)
- オイル粘度:5W-30
- オイル交換量:約2.7L
- オイル+フィルター交換:約2.9L
ターボ車はエンジンオイルがターボチャージャーの潤滑・冷却にも関係するため、オイル管理が特に重要です。
5W-30のエンジンオイル
5W-30のエンジンオイルは、多くのメーカーから販売されています。
購入するときは粘度だけでなく、API規格などの品質規格も確認してください。
「5W-30ならどれでも同じ」というわけではありません。
鉱物油・部分合成油・全合成油の違い
エンジンオイルには、ベースオイルや商品設計によってさまざまな種類があります。
- 鉱物油
- 部分合成油
- 全合成油・化学合成油
ただし、「全合成油だから必ずこの車に最適」「部分合成油なら十分」と単純に決める必要はありません。
重要なのは、車両に必要な粘度と品質規格を満たしていることです。
街乗り中心なのか、高速道路をよく利用するのか、ターボ車なのかなども考えて選ぶとよいでしょう。
エンジンオイルの交換時期
エンジンオイルの交換時期は、走行距離だけでなく使用期間や走行条件によっても変わります。
元記事では「3000〜5000km」としていましたが、すべてのLA100S/LA110Sに一律の交換時期として当てはめるのは適切ではありません。
基本的には、車両のメンテナンスノートに記載された交換時期を優先してください。
次のような使い方は、一般的な使用条件よりオイルへの負担が大きくなることがあります。
- 短距離走行を繰り返す
- 渋滞路を頻繁に走る
- 山道や坂道を多く走る
- 高速走行が多い
- ターボ車で負荷の高い走行が多い
このような使い方では、通常より早めの交換が指定される場合があります。
オイルフィルターも定期交換が必要
オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれる汚れや異物をろ過するための消耗品です。
「オイル交換2回に1回」とよく言われますが、交換時期は車両のメンテナンスノートを確認するのが確実です。
ムーヴカスタム LA100S/LA110Sのオイルフィルターは、エンジン下側にあります。

車両下側から確認できます。
オイルフィルターを交換する場合は、フィルターレンチなど適合する工具が必要です。
エンジンオイル交換の基本的な流れ
下抜きで交換する場合の大まかな流れは次のとおりです。
- 車を水平で安全な場所に停める
- エンジンを停止する
- オイルフィラーキャップを確認する
- オイルパンのドレンボルトから古いオイルを抜く
- 必要に応じてオイルフィルターを交換する
- ドレンボルトを正しく取り付ける
- 新しいエンジンオイルを入れる
- エンジンを始動して漏れがないか確認する
- エンジン停止後にオイル量をレベルゲージで確認する
オイル量はレベルゲージで最終確認する
2.7Lや2.9Lという数値は、交換時に使用するオイル量の目安です。
実際の残油量などによって必要量は多少変わります。
規定量を一度に入れて終わりにするのではなく、最後はオイルレベルゲージで油量を確認してください。
オイルが少なすぎても多すぎてもエンジンに悪影響を与える可能性があります。
オイル交換時の注意点
DIYでエンジンオイルを交換するときは、次の点に注意してください。
- 熱いエンジンやオイルでやけどしないようにする
- 車両を安全に固定して作業する
- 指定粘度・品質規格を確認する
- ドレンボルトやフィルターを適切に締め付ける
- 交換後にオイル漏れを確認する
- レベルゲージで最終的な油量を確認する
- 廃油は地域のルールに従って処分する
特に車両下へ入って作業する場合は、ジャッキだけで車を支えた状態では作業しないでください。
DIY作業にあると便利な工具
エンジンオイル交換を自分で行う場合は、適合する工具をそろえてから作業してください。

DIYをする方はこのようなマニュアルがあると便利です。
まとめ|ムーヴ LA100S/LA110Sのオイル粘度はエンジン仕様を確認
ムーヴカスタム LA100S/LA110Sのエンジンオイルは、NA車とターボ車で適合を確認する必要があります。
今回のポイントは次のとおりです。
- LA100S/LA110SにはNA車とターボ車がある
- NAのKF-VEは0W-20・5W-30など実車の指定を確認する
- ターボのKF-DETは5W-30が基本
- オイルのみ交換時の目安は約2.7L
- フィルター同時交換時の目安は約2.9L
- 最終的なオイル量はレベルゲージで確認する
- 交換時期は一律3000kmではなくメンテナンスノートを優先する
- オイルフィルターの交換時期も車両指定を確認する
エンジンオイルは、粘度だけでなく品質規格や使用条件も確認して選ぶことが重要です。
迷った場合は、車載の取扱説明書・メンテナンスノートを確認するか、ダイハツ販売店や整備工場へ相談してください。
ムーヴ LA100S/LA110Sのほかのパーツ交換・メンテナンス方法はこちらでまとめています。


