「ドライブレコーダーの配線を天井裏に隠したい」
「ETCやナビのアンテナ配線を、できるだけ見えないように通したい」
ドラレコやETCなどの電装品を取り付けるときは、配線をそのまま見える場所へ這わせるより、天井の内張りやAピラー周辺へ隠した方がすっきり仕上がります。
ただし、最近の車はAピラーやルーフサイド部分にカーテンエアバッグが装着されていることがあります。
配線がエアバッグの展開を妨げないよう、車両構造を確認して作業することが重要です。
この記事では、車の天井裏へ配線を通す基本的な方法と、ドラレコ・ETCなどを取り付けるときの注意点を紹介します。
天井裏に配線を通すメリット
天井裏へ配線を隠すと、車内をすっきり仕上げることができます。
例えば、次のような電装品を取り付けるときに利用します。
- ドライブレコーダー
- ETC
- ナビのアンテナ
- GPSアンテナ
- リアカメラ
- その他の電装品
配線が垂れ下がらないように処理することで、見た目だけでなく走行中のガタつきや異音も防ぎやすくなります。
天井裏へ配線を通す前に確認すること
作業前に、車両のAピラーやルーフサイド周辺にカーテンエアバッグが装着されていないか確認してください。
車種によっては、Aピラーから天井側面にかけてエアバッグが収納されています。
カーテンエアバッグ装着車では、配線をエアバッグの前側や展開するスペースへ通さないでください。
配線を通す位置が分からない場合は、車両の取扱説明書や整備情報を確認するか、専門店へ依頼する方が安全です。
車の天井裏に配線を通す方法
基本的な流れは次のとおりです。
- 電装品の取り付け位置を決める
- Aピラーカバーを必要に応じて外す
- 天井内張りの端へ配線を入れる
- 配線が動かないよう固定する
- Aピラー側へ配線を下ろす
- 内装を元に戻す
1. Aピラーカバーを外す
天井裏へ配線を通す場合は、Aピラーカバーを外すと作業しやすくなります。

Aピラーカバーの固定方法は車種によって異なります。
クリップやツメの位置を確認し、無理に引っ張らないようにしてください。
また、カーテンエアバッグ装着車では、Aピラーカバーの固定構造が特殊になっている場合があります。
2. 天井内張りの端へ配線を入れる
電装品の取り付け位置を決めたら、配線を天井内張りの端へ入れていきます。

フロントガラスと天井内張りの間に、配線を少しずつ隠します。
車種によって内張りの硬さや隙間が異なるため、無理に押し込まないよう注意してください。

配線を強く押し込みすぎない
天井内張りの隙間へ配線を押し込むときは、必要以上に奥へ入れないようにします。
内部には、車両配線、アンテナ、エアバッグなどが配置されている場合があります。
内張りを大きく曲げたり、工具で強く押し込んだりすると、部品を傷める可能性があります。
配線の垂れ下がりを防ぐ方法
配線を天井の隙間へ入れただけでは、走行中の振動によって配線が出てきたり、異音が発生したりする場合があります。
そのような場合は、配線へスポンジテープを巻いて固定しやすくします。

配線の数か所へスポンジテープを巻きます。
厚く巻きすぎると内張りが浮くことがあるため、必要な量だけ使用してください。

スポンジテープを巻いた部分を内張りの隙間へ収めることで、配線が動きにくくなります。
Aピラーへ配線を通すときはエアバッグに注意
ドラレコなどの電源配線は、天井からAピラーを通して足元側へ下ろすことが多いです。
ただし、カーテンエアバッグ装着車では特に注意が必要です。
配線は、エアバッグが膨らむ方向や展開スペースを横切らないようにしてください。
車両に既存のハーネスが固定されている場合は、その取り回しを参考にできることもありますが、エアバッグ関連部品へ結束したり固定したりしないでください。
構造が分からない状態でAピラー内部へ配線を押し込むのは避けてください。
配線を固定するときの注意点
配線を固定するときは、次の点を確認してください。
- エアバッグの展開経路を避ける
- 純正ハーネスを強く締め付けない
- 配線を鋭い金属部分へ接触させない
- ウェザーストリップの密着を妨げない
- クリップやパネルの間へ配線を挟まない
- 配線が運転視界へ垂れ下がらないようにする
タイラップなどを使用する場合も、純正配線やエアバッグ関連部品へ過度な力をかけないようにしてください。
天井内張りを外す必要はある?
フロントガラス上部へドラレコなどを取り付ける程度であれば、天井内張り全体を外さず、端の隙間へ配線を収められる車種もあります。
ただし、リアまで長い配線を通す場合や、天井中央付近へ配線する場合は、車種によって内装部品の取り外しが必要になります。
無理に天井内張りを引っ張ると折れやシワが残ることがあるため注意してください。
今回の作業ではETC配線を通した
今回の作業では、ETC関連の配線を天井内張りへ通しました。
基本的な配線の隠し方は、ドラレコやナビアンテナなどでも応用できます。
ただし、機器によっては配線の太さやコネクターサイズが異なるため、無理に狭い隙間へ押し込まないでください。
天井裏に配線を通すときの注意点
DIYで作業するときは、次の点に注意してください。
- 車種ごとの内装構造を確認する
- カーテンエアバッグの有無を確認する
- エアバッグの展開経路へ配線を通さない
- Aピラーカバーを無理に引っ張らない
- 天井内張りを強く曲げない
- 配線をクリップへ挟まない
- 配線が垂れ下がらないよう固定する
- 作業後に内装の浮きや異音を確認する
安全装備周辺の構造が分からない場合は、専門店へ依頼することをおすすめします。
天井裏へ配線を通す方法を動画で確認
実際の作業の流れはこちらの動画でも確認できます。
「ETCやドラレコの配線を天井の内張り内に通すやり方」
<動画で使用した車>
- メーカー:ダイハツ
- 車名:ムーヴ
- 型式:L150系
動画で使用している車両はL150系ムーヴです。
車種によってAピラーや天井内張りの構造は異なるため、動画と同じ方法で外せるとは限りません。
まとめ|天井裏へ配線するときはエアバッグに注意
ETCやドラレコなどの配線は、天井内張りへ隠すことで車内をすっきり仕上げることができます。
今回のポイントは次のとおりです。
- Aピラーカバーを外すと配線しやすい
- 天井内張りの端へ少しずつ配線を入れる
- スポンジテープで配線の垂れ下がりを防げる
- 天井内張りへ無理に配線を押し込まない
- カーテンエアバッグ装着車は特に注意する
- エアバッグの展開経路へ配線を通さない
- 作業後はパネルの浮きや配線の垂れ下がりを確認する
特に最近の車はAピラーや天井側面に安全装備が入っていることがあるため、見た目だけを優先して配線を押し込まないことが重要です。
車両構造を確認し、安全装備に干渉しない位置へ配線してください。
DIY作業や電装品取り付けの参考にしてください。