「キャリイ DA16Tのタイヤ空気圧は、どれくらい入れればいいの?」
「荷物を積んでいるときと、ほとんど積んでいないときで空気圧は変わる?」
スズキ・キャリイ DA16Tのタイヤ空気圧は、積載条件によって異なります。
現行の標準タイヤ「145/80R12 80/78N LT」では、次の空気圧が指定されています。
- 軽積載:前輪240kPa/後輪260kPa
- 定積載:前輪280kPa/後輪350kPa
軽トラックは、荷物の積載量によって後輪にかかる荷重が大きく変わるため、乗用車とは空気圧の考え方が少し異なります。
この記事では、キャリイ DA16Tの指定空気圧、軽積載と定積載の違い、タイヤサイズ、空気圧の確認方法を紹介します。
キャリイ DA16Tとは?
キャリイは、スズキの軽トラックです。
主な世代は次のとおりです。
- 9代目:DC51T/DD51T型(1991年〜1999年)
- 10代目:DA52T/DB52T/DA62T/DA63T/DA65T型(1999年〜2013年)
- 11代目:DA16T型(2013年〜)
この記事では、2013年に登場した11代目キャリイ DA16Tを対象にしています。
- メーカー:スズキ
- 車名:キャリイ
- 型式:DA16T
- 発売時期:2013年〜
車名の正式表記は「キャリー」ではなく、キャリイです。
現行キャリイの純正タイヤサイズ
現行キャリイ DA16Tの標準タイヤは、主に次のサイズです。
145/80R12 80/78N LT
LTはライトトラック用タイヤを意味します。
以前のDA16Tでは「145R12 6PR LT」という表記のタイヤも使用されていました。
年式によってタイヤ表記が異なるため、最終的には実車に装着されているタイヤサイズと運転席ドア付近の空気圧ラベルを確認してください。
キャリイ DA16Tのタイヤ空気圧
現行キャリイの145/80R12 80/78N LTでは、積載条件によって空気圧が変わります。
軽積載時
- 前輪:240kPa(2.4kgf/cm²)
- 後輪:260kPa(2.6kgf/cm²)
定積載時
- 前輪:280kPa(2.8kgf/cm²)
- 後輪:350kPa(3.5kgf/cm²)
特に荷物を多く積むときは、後輪の指定空気圧が大きく上がる点に注意してください。
軽積載とは?
スズキの取扱説明書では、軽積載を次のように定義しています。
- 2名以下乗車:積載量150kg以下
- 3名以上乗車:積載量50kg以下
これを超える積載では、定積載側の空気圧を使用します。
「荷物が少ないから何となく低めにする」のではなく、積載条件に合わせて調整してください。
空気圧は運転席ドア付近で確認できる

キャリイの指定空気圧は、運転席側ドアの開口部に貼られている空気圧ラベルで確認できます。
タイヤサイズと、軽積載・定積載それぞれの指定値が記載されています。
最終的には実車の空気圧ラベルを確認してください。
タイヤ空気圧とは?
タイヤ空気圧は、タイヤ内部に入っている空気の圧力です。
車種やタイヤサイズ、積載条件に合わせてメーカー指定値が決められています。
特にキャリイのような軽トラックは、荷物を積むことで後輪にかかる荷重が大きく変化するため、空気圧管理が重要です。
空気圧の確認にはエアゲージを使う
タイヤ空気圧は、エアゲージを使用して測定します。
目視だけでは適正な空気圧かどうか正確には判断できません。
自分で定期的に確認する場合は、エアゲージを用意しておくと便利です。
空気圧はタイヤが冷えているときに測る

タイヤ空気圧は、タイヤが冷えている状態で測定します。
走行するとタイヤ内部の空気が温まり、空気圧が高くなります。
走行直後に高くなった空気圧を見て、指定値まで空気を抜くと、タイヤが冷えたときに空気圧不足になる可能性があります。
できれば走行前や、走行距離が少ない状態で確認してください。
空気圧の確認方法
- タイヤのバルブキャップを外す
- エアゲージをバルブへまっすぐ当てる
- 表示された空気圧を確認する
- 積載条件に合った指定値と比較する
- 不足している場合は空気を補充する
- 必要に応じて再測定する
- バルブキャップを取り付ける
定積載時は後輪350kPa
キャリイで特に覚えておきたいのが、定積載時の後輪空気圧です。
定積載時の後輪は350kPaが指定されています。
一般的な乗用車より高めの数値ですが、荷物を積んだ状態で必要な荷重を支えるための指定値です。
逆に、荷物を多く積んでいるのに軽積載時の空気圧のまま走行すると、タイヤへ負担がかかります。
荷物を下ろしたら空気圧も確認する
仕事などで荷物の積載量が大きく変わる場合は、空気圧も積載条件に合わせて確認してください。
定積載用に高めの空気圧へ調整したあと、荷物を下ろして軽積載状態になった場合は、乗り心地が硬く感じることがあります。
普段どの程度の荷物を積むのかを考えて、車両の指定値に合わせて調整してください。
現行タイヤと旧表記タイヤの違い
古いDA16Tでは、145R12 6PR LTという表記のタイヤが装着されている場合があります。
一方、現行車では145/80R12 80/78N LTが標準です。
見た目のサイズが近くても、タイヤ規格や指定空気圧が同じとは限りません。
古い年式のキャリイでは、必ず実車の空気圧ラベルを優先してください。
165/60R14装着車の空気圧
キャリイには仕様によって、165/60R14 75Hが設定される車両もあります。
この場合の指定空気圧は次のとおりです。
- 前輪:200kPa(2.0kgf/cm²)
- 後輪:240kPa(2.4kgf/cm²)
145/80R12 LTとは指定値が異なるため、タイヤサイズを確認してから調整してください。
応急用スペアタイヤの空気圧
応急用スペアタイヤ「T125/70D14」が装備されている場合は、指定空気圧は420kPa(4.2kgf/cm²)です。
スペアタイヤは普段使用しないため、点検を忘れやすい部分です。
定期的に空気圧を確認しておくと、必要なときに使用しやすくなります。
スタッドレスタイヤの空気圧は?
純正と同じサイズ・同等規格のスタッドレスタイヤを使用する場合は、基本的に車両指定の空気圧を基準にします。
ただし、タイヤのロードインデックスや規格が純正と異なる場合は、タイヤメーカーの指定も確認してください。
空気圧不足で起こりやすいこと
空気圧が不足すると、次のような影響が出ることがあります。
- タイヤの偏摩耗
- 燃費の悪化
- 操縦安定性の低下
- タイヤの発熱
- タイヤ損傷のリスク増加
特に荷物を積んだ状態では、空気圧不足のまま走行しないよう注意してください。
定期的に空気圧を確認する
タイヤの空気は、パンクしていなくても少しずつ抜けていきます。
月に1回程度を目安に確認すると安心です。
特に次のタイミングでは確認してください。
- 長距離走行前
- 高速道路を走る前
- 荷物を多く積む前
- 夏タイヤ・冬タイヤを交換した後
- 気温が大きく変わったとき
タイヤ交換後は締め付けトルクも確認する
タイヤ交換後は、空気圧だけでなくホイールナットの締め付けトルクも確認してください。
キャリイ DA16Tのホイールナット締め付けトルクはこちらの記事で紹介しています。
よくある質問

Q. 現行キャリイのタイヤサイズは?
A. 標準タイヤは145/80R12 80/78N LTです。
Q. 軽積載時の空気圧は?
A. 前輪240kPa、後輪260kPaです。
Q. 定積載時の空気圧は?
A. 前輪280kPa、後輪350kPaです。
Q. 軽積載とは?
A. 2名以下乗車では積載量150kg以下、3名以上乗車では50kg以下が目安です。
Q. 165/60R14の空気圧は?
A. 前輪200kPa、後輪240kPaです。
Q. 昔の145R12 6PRも同じ空気圧?
A. 年式によって指定値が異なる場合があります。古いDA16Tでは実車の空気圧ラベルを確認してください。
まとめ|キャリイは積載量で空気圧が変わる
現行キャリイ DA16Tの145/80R12 80/78N LTでは、積載条件によって指定空気圧が変わります。
- 軽積載:前240kPa/後260kPa
- 定積載:前280kPa/後350kPa
- 軽積載は2名以下なら積載150kg以下が目安
- 現行標準タイヤは145/80R12 80/78N LT
- 年式によって145R12 6PR LT装着車もある
- 165/60R14は前200/後240kPa
- 空気圧はタイヤが冷えているときに測る
- 最終的には運転席側の空気圧ラベルを確認する
軽トラックは荷物の量によってタイヤにかかる負担が大きく変わります。
普段の積載量に合わせて、適正なタイヤ空気圧を維持してください。
