「ワゴンR MH55Sのバッテリーは何を選べばいいの?」
「バッテリーはK-42Rなの?」
「自分でバッテリー交換するにはどうすればいい?」
6代目ワゴンRのMH55Sは、エンジンルームに搭載される12VバッテリーとしてK-42Rが新車搭載されています。
また、MH55Sはマイルドハイブリッド車のため、エンジンルームの鉛バッテリーとは別にリチウムイオンバッテリーも搭載されています。
この記事では、ワゴンR MH55Sの12Vバッテリー K-42Rの選び方、交換方法、高性能タイプ、交換時の注意点を紹介します。
ワゴンR MH55Sとは?

ワゴンRは、スズキの軽自動車です。
- 3代目ワゴンR MH21S/MH22S:2003年〜2008年
- 4代目ワゴンR MH23S:2008年〜2012年
- 5代目ワゴンR MH34S/MH44S:2012年〜2017年
- 6代目ワゴンR MH35S/MH55S/MH85S/MH95S:2017年〜
この記事では、主に2017年登場のMH55S・マイルドハイブリッド車の12Vバッテリーについて紹介します。
ワゴンR MH55SのバッテリーはK-42R

※画像はワゴンR MH55Sではありません。
GSユアサの車種別適合表では、ワゴンR MH55Sの新車搭載バッテリーはK-42Rです。
- 車両型式:DAA-MH55S
- エンジン:R06A
- 環境対応:ハイブリッド
- 新車搭載:K-42R
- 寒冷地仕様:K-42R
K-42Rが正しい基準です。
購入前には、現在装着されているバッテリーの型式も確認してください。
K-42RとK-42は別物
ワゴンR MH55Sで特に注意したいのが、K-42RとK-42の違いです。
末尾のRは端子位置を表します。
- K-42:L側端子配置
- K-42R:R側端子配置
MH55Sで使用するのはK-42Rです。
K-42を購入すると、プラス・マイナス端子の位置が反対になるため、車両側の配線が正しく接続できない可能性があります。
購入時は、末尾の「R」まで確認してください。
K-42RとM-42Rは同じではない
K-42RとM-42Rは、どちらもアイドリングストップ車用として見かけるバッテリーですが、同じ型式ではありません。
ケースサイズや仕様が異なるため、「Rが同じだから使える」と自己判断しないことが重要です。
ワゴンR MH55Sの新車搭載バッテリーはK-42Rです。MH55SでM-42Rが新車搭載された設定は確認できません。
ただし、中古車では過去の交換によりM-42R系の互換バッテリーが装着されている場合があります。交換時は、現在のバッテリーだけでなく、バッテリーメーカーのMH55S適合表も確認してください。
K-42Rの「42」は容量ではなく性能ランク

K-42Rの「42」は、単純なバッテリー容量ではなく性能ランクです。
始動性能や容量などをもとにした総合的な性能区分を表します。
数字が大きい製品ほど高性能な場合がありますが、数字だけで装着可否は判断できません。
K-55Rなどの高性能タイプへ交換できる?
K-42R互換として、メーカーによっては性能ランクを高めた補修用バッテリーがあります。
ただし、高性能タイプへ交換するときは次の点を確認してください。
- MH55Sへの適合
- K-42R互換であること
- 端子位置がRであること
- アイドリングストップ車対応であること
- ケースサイズが車両側に適合すること
- 固定ステーやトレイへ正しく取り付けできること
最終的には、購入するバッテリーメーカーの車種別適合表を確認してください。
MH55Sにはリチウムイオンバッテリーもある
MH55Sはマイルドハイブリッド車です。
そのため、エンジンルーム内のK-42Rとは別に、マイルドハイブリッドシステム用のリチウムイオンバッテリーも搭載されています。
この記事で交換するのは、エンジンルームにある12V鉛バッテリーのK-42Rです。
マイルドハイブリッド用リチウムイオンバッテリーの交換作業ではありません。
2020年の仕様変更でリチウムイオンバッテリーも変更
スズキでは、2020年1月発売のMH55S仕様変更車から、マイルドハイブリッド用リチウムイオンバッテリーの容量が変更されています。
ただし、これはエンジンルームに搭載されている12V鉛バッテリーとは別のバッテリーです。
K-42Rを交換するときに、リチウムイオンバッテリーを取り外す必要はありません。
MH35Sとはバッテリーが違う
同じ6代目ワゴンRでも、MH35Sは仕様が異なります。
GSユアサの適合表では、2017年のMH35Sは38B19Rが新車搭載されています。
- MH35S:38B19R
- MH55S:K-42R
「6代目ワゴンR用」という商品名だけで購入しないよう注意してください。
バッテリーは何年で交換する?

バッテリーは消耗品ですが、「必ず3年で交換」と決まっているわけではありません。
寿命は、走行距離、使用頻度、短距離走行の多さ、気温、電装品の使用状況などによって変わります。
次のような場合は点検を検討してください。
- エンジン始動時のセルモーターが弱く感じる
- アイドリングストップしにくくなった
- 長期間バッテリーを使用している
- 短距離走行が多い
- 車に乗る頻度が少ない
- バッテリーテスターで性能低下が出た

ワゴンR MH55Sのバッテリー位置
MH55Sの12V鉛バッテリーは、エンジンルーム内にあります。
バッテリー上面や側面には型式が表示されています。
通販で注文する前に、現在装着されているバッテリーの表示を写真に撮っておくと確認しやすいです。
バッテリー交換に必要な工具

※画像はMH55Sの実際のバッテリーではありません。
- スパナまたはレンチ
- バッテリー固定ステーを外す工具
- 作業用手袋
- 必要に応じてメモリーバックアップ
工具がプラス端子と車体金属部分へ同時に触れると、ショートする危険があります。
絶縁処理された工具を使用する方法もあります。
メモリーバックアップを使用する場合
バッテリー端子を外すと、一部の車両設定がリセットされる場合があります。
設定をできるだけ保持したい場合は、メモリーバックアップを使用する方法があります。
ただし、メモリーバックアップ使用中は車両側へ電気が供給された状態になります。
工具によるショートには、通常の交換以上に注意してください。
ワゴンR MH55Sのバッテリー交換方法
基本的な取り外し手順は次のとおりです。
- エンジンを停止する
- ライトや電装品をOFFにする
- バッテリー固定ステーを外す
- マイナス端子を外す
- プラス端子を外す
- バッテリーを車両から取り出す
取り外すときは、マイナス端子から先に外します。
なぜマイナス端子から外す?
車体の金属部分は、バッテリーのマイナス側につながっています。
プラス端子を先に外そうとしているときに工具が車体へ触れると、ショートする危険があります。
マイナス端子を先に外すことで、そのリスクを減らせます。
バッテリー交換動画
基本的なバッテリー交換の流れはこちらの動画でも確認できます。
端子を外す順番や交換作業の基本的な流れの参考にしてください。
新しいバッテリーの取り付け方
取り付けは、基本的に取り外しと逆の手順です。
- 新しいK-42R対応バッテリーを正しい向きに置く
- バッテリー固定ステーを取り付ける
- プラス端子を接続する
- マイナス端子を接続する
- 端子と固定ステーの緩みを確認する
取り付け時はプラス端子から接続します。
バッテリー端子を締めすぎない
端子は走行中に緩まないよう確実に固定します。
ただし、必要以上に締め付けると端子やターミナルを傷める可能性があります。
メーカー指定トルクが確認できる場合は、その値に従ってください。
バッテリー交換後の初期設定について
元記事では、バッテリー交換後に「イグニッションONで5秒以上待ってからエンジン始動」というリセット方法を掲載していました。
しかし、この手順をすべてのMH55Sへ共通する正式な初期化方法として扱うのは避けた方が安全です。
バッテリー切り離し後は、年式や装備によって一部の機能で再設定が必要になる場合があります。
交換後にパワーウインドウ、アイドリングストップ、時計などが正常に作動しない場合は、実車の取扱説明書に従って確認してください。
交換後に確認すること
バッテリー交換後は、次の項目を確認してください。
- エンジンが正常に始動するか
- 警告灯が異常点灯していないか
- パワーウインドウが正常に作動するか
- 時計やオーディオ設定
- アイドリングストップの状態
アイドリングストップは、バッテリーの充電状態、エンジン水温、エアコンの使用状況など複数の条件によって作動しない場合があります。
ワゴンR MH55Sのバッテリー価格
K-42Rバッテリーの価格は、メーカー、性能ランク、保証内容、購入場所によって異なります。
元記事では約7,000円からとしていましたが、販売価格は時期によって変動します。
購入時に最新価格を確認してください。
ネット通販で購入するときの注意点
通販では価格を比較しやすいですが、型式や端子位置を間違えないことが重要です。
購入前に次の項目を確認してください。
- 車両型式がMH55Sか
- K-42R互換品であること
- K-42ではないこと
- M-42Rを自己判断で流用しないこと
- アイドリングストップ車対応であること
- バッテリーメーカーの車種別適合表
- 保証内容
- 廃バッテリー回収サービス
「ワゴンR用」という商品名だけで判断しないことが重要です。
使用済みバッテリーの処分方法
交換した自動車用鉛バッテリーは、通常の家庭ごみとして処分できない地域が多いです。
次のような場所で回収してもらえる場合があります。
- カー用品店
- 自動車整備工場
- バッテリー販売店
- ネット通販の廃バッテリー回収サービス
回収料金や条件は店舗・販売店によって異なります。
通販で購入する場合は、使用済みバッテリーを返送できるサービスがあるか確認しておくと便利です。
DIY作業を定期的に行う方はこちら。
よくある質問

Q. ワゴンR MH55Sのバッテリーサイズは?
A. GSユアサの適合表では、MH55Sの新車搭載バッテリーはK-42Rです。
Q. M-42Rではない?
A. MH55Sの新車搭載はK-42Rです。M-42Rは別規格なので、自己判断での流用は避けてください。
Q. K-42でも使える?
A. K-42Rとは端子位置が異なるため使用しません。MH55SはK-42Rです。
Q. MH35SもK-42R?
A. いいえ。2017年のMH35Sは38B19Rが新車搭載されています。
Q. MH55Sにはバッテリーが2つある?
A. 12V鉛バッテリーのほかに、マイルドハイブリッドシステム用のリチウムイオンバッテリーがあります。この記事で扱うのは12V鉛バッテリーです。
Q. 高性能タイプへ交換できる?
A. K-42R互換としてMH55Sへの適合が確認されている高性能品であれば候補になります。メーカーの適合表を確認してください。
Q. バッテリーを外す順番は?
A. マイナス端子から外します。取り付けるときはプラス端子から接続します。
まとめ|MH55Sの12VバッテリーはK-42R
ワゴンR MH55Sの新車搭載12Vバッテリーは、K-42Rです。
- MH55S:K-42R
- 寒冷地仕様もK-42R
- K-42とは端子位置が異なる
- M-42Rとは別規格
- MH35Sは38B19R
- マイルドハイブリッド用リチウムイオンバッテリーは別に搭載される
- 取り外しはマイナス端子から
- 取り付けはプラス端子から
特に重要なのは、元記事の「M-42R」ではなく「K-42R」が正しいことです。
車両型式と現在装着されているバッテリーを確認し、MH55Sへの適合が確認された製品を選んでください。
ワゴンR MH55S対応バッテリーはこちら。
他の取り付け関連記事はこちら。
